TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

読み方が難しい固有名詞のお話 (リーディングの高速化)

 

みなさんこんにちは。グレイターです。

今日はリーディングのお話の続きを書きます。

 

前回の投稿で、リーディング時に
文中に分からない単語があった場合、
そこで視線の移動が停止して、

読むのが遅くなったり、
スムーズに進まなくなる話をしました。

 

今日は同じ様な理由で視線の移動が停止して、
読むのが遅くなる要因を解説します。
人名や地名・企業名などの固有名詞についてです。

 

<Contents>---
■ 読みが難しい固有名詞
■ 読み方の難しい固有名詞では、視線の移動が止まる
■ 英字新聞を読むと英語のレベルが上がる理由
■ まとめ
---

 

■ 読みが難しい固有名詞

TOEICだけではなく日常使われる英語でも同じですが、
日常会話には、
人名・地名・企業名などの固有名詞があふれています。

 

この手の固有名詞は、
英単語集にはのっていないのですが、
中には読みが難しいものもあります。

 

例えば、以下の実在する固有名詞、
みなさんは読めますか?
読んでみて下さい。

 

Wynyard
Chatswood
St Leonards
Graceville
Lidcombe
Epping
Parramatta
Concord West
North Strathfield
Liverpool
Buckingham

 

いかがでしょうか ?

スムーズに読めますか ?
結構難しくないですか ?

 

これらはほとんどが、
オーストラリア  シドニーの駅名です。
それぞれ、カタカナで書けば
以下の様に読みます。

 

Wynyard    ウィンヤード
Chatswood   チャッツウッド
St Leonards   セントレオナルド
Graceville      グレイスビル
Lidcombe        リッドコム
Epping     エピング
Parramatta   パラマッタ
Concord West コンコルドウェスト
North Strathfield ノースストラスフィールド
Liverpool リバプール

Buckingham バッキンガム

 

地名とか駅名等は、
誰でも知っている有名なもの、
例えばBostonとかNew Yorkなんて言ったら、
誰も苦労しないのですが、

 

世の中にはたくさんの固有名詞があるので、
読み方が難しかったり、なじみのないものもたくさんあります。
これは、人名や企業名の場合でも同じです。

 

■ 読み方の難しい固有名詞では、視線の移動が止まる

さてさて、こういう読みの難しい固有名詞に遭遇した場合、
多くの場合、視線の移動が停止します。


「あれ、これなんて読むんだろう ?」と、
一瞬考え込んでしまう訳です。

 

英語だとピンと来ないかもしれませんが、
日本語でも同じです。
日本語の新聞を読んでいて、
読み方の分からない漢字があった場合、
「あれ、この漢字なんて読むんだろう ?」
そう思って止まってしまいませんか ?

 

そう言う固有名詞がたくさんあると、
リーディングをしていても、
そこらじゅうで、何度も視線移動が停止します。

 

「なんか読みづらいぞ」
「変な単語ばっかりで、読むのが疲れるんだけど」

 

だから、テストを作る観点で言えば、
こういう固有名詞を多用しておけば、
意図的にテストを難しく出来る訳です。

 

中学生の英語の教科書では、
HeとかSheとか人称代名詞ばかりですが、
実際の英語ではそう簡単ではありません。

 

そう言うところを上手く処理出来るかで、
受験者の英語のレベル感が分かる訳です。

 

■ 英字新聞を読むと英語のレベルが上がる理由

昔からよく言われる事ですが、
特に英語の上級者向けのアドバイスで、
英字新聞を読むとレベルが上がると言われます。
ただ、何故レベルが上がるのかは、
たいてい説明されませんが。

 

個人的に思う理由の1つは、
英字新聞はリアルな固有名詞が山盛りで出て来ます。
なので、毎日英字新聞を読んでいる人は、
こういう固有名詞の処理に慣れて来ます。

 

極端な話、固有名詞は、
人名だな、地名だな、企業名だなと、
その内容が分かれば、

リーディングでは、
単語の読みなんてどうでも良い訳です。

 

例えば、先程の例で言えば、

 

Wynyard  ウィンヤード
Concord West コンコルドウェスト
North Strathfield ノースストラスフィールド
Buckingham バッキンガム
Liverpool リバプール

 

きちんと読めればもちろん楽なのですが、
リーディングをしている上では、
別に以下の様に読んだって構わない訳です。

 

Wynyard  ワイン (発音分からないから適当)
Concord West コンコルド (長い単語の後ろは読まない)
North Strathfield ノース (発音分からないから後ろは省略)
Buckingham バッキン (読むのめんどくさいから、途中で終わり)
Liverpool リバー (地名や駅名だとわかればあとはどうでも良い)

 

あるいは5つとも、
ピー」って音で読んでおいても良い訳です。

 

■ まとめ
何の話だったのか分からなくなってしまったかもしれませんので、
最後に話をまとめますと、

 

・固有名詞は読みが難しい
・読めないものは無理に読む必要はない

 

訳です。

 

実際、TOEIC等のテストを受験し慣れた人は、
リーディングを高速化するために、
固有名詞を読むときは、
頭の中で音にしない人もいるそうです。

 

また、英字新聞を読むのと同じ様な話ですが、
TOEICの試験問題を解きまくれば、
こういう部分で、どんどん慣れて来る訳です。

 

少しでも学習のヒントになれば幸いです。


最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。

 

ブログ村ランキングに参加しています。

 応援よろしくお願いします。

 

にほんブログ村 英語ブログ TOEICへ
にほんブログ村

 

プライバシーポリシー