音韻化について解説します (リーディングの高速化)
みなさんこんにちは。グレイターです。
数回に分けてリーディングについて書いていますが、
今日はちょっとだけ、
人間の意味認識のプロセスについて書いてみようと思います。
いつもより短いですので…笑、是非読んでください。
<Contents>---
■ 前々回・前回の投稿の復習
■ 音韻化について
■ ところで、今何について考えているのか ?
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■ 前々回・前回の投稿の復習
前々回、前回の投稿を簡単に復習しますと、
・知らない単語の箇所では、視線の移動が止まる
・読み方の難しい固有名詞の箇所では、視線の移動が止まる
と言う事をお話ししました。
これらはつまるところ、
・単語の発音がわからない
・単語の意味がわからない
・単語の発音も意味も、両方わからない
そのどれかに該当します。
その結果として、
「あれ、これ何て読めば良いの ?」
「あれ、この単語どういう意味 ?」
と言う形で、止まって考え込んでしまうと言う事でした。
■ 音韻化について
英文を読むときは、音読ではなく黙読をしているときも、
頭の中では、視覚から入った単語を音に起こして読んでいるそうです。
このプロセスは音韻化 (または音韻符号化) と呼ばれます。
単語を音に起こして、その時に単語の意味を認識するそうです。
つまり、
(1) 目で単語を読む
(2) 頭の中で、単語の音を起こす(発音する)
(3) 音が発音されたときに、脳内で単語の意味が呼び出される
この流れです。
ところが、(2)で単語の音・発音が分からないと、
その音韻化の作業が上手く行きません。
すると、リーディングをしているときには、
発音が分からない単語に遭遇する度に、
視線が停止し、
「あれ、この単語なんて読むんだろう ?」
と考え込むことになります。
また、単語の発音が分かっても、
(3)で単語の意味を知らない・分からない場合は、
「あれ、この単語何だっけ?」
と考え込むことになります。
結果、読解が止まってしまう事になります。
■ ところで、今何について考えているのか ?
1回で書くと話が長くなりすぎて、
誰も読まない投稿になってしまうので、
何回かに分けて解説をしていますが、
今している事は、
リーディングを高速化するのに必要な要素を、
1つ1つ解説しています。
リーディングを高速化するには、
(1) 速度を落とす要素をつぶす
(2) 意味認識のプロセスそのものを改善する
この2つが必要になります。
今(1)の解説がだいたい終わったところです。
次回以降は、(2)について解説しようと思います。
興味がありましたら、是非次回も読んでください。
最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。
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