TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

(リーディング)読むのが遅いのか、解くのが遅いのか、どっち?

 

みなさんこんにちは。グレイターです。

時間が取れるうちに、頑張って更新を。

いやでも、これでまたしばらく書けないかも。

 

今日もリーディングセクションについて、まだ研究中のお話をひとつ書きます。

毎回毎回、最後の200番まで解き終えられない人向け。

内容はタイトルの通り、

読むのが遅いのか、解くのが遅いのか、どっち?と言う話です。

 

<Contents>---

■ 150~160wpmは必要条件。十分条件ではない

■ 極端な例をひとつ

■ 一般の人はこうなります

■ もう一つの例

■ 短期記憶の容量の問題?

■ いろいろと書きましたが

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■ 150~160wpmは必要条件。十分条件ではない

TOEIC L&Rの場合、問題を最後まで解き終えるには、150~160wpm程度の読書スピードが必要と言われています。

( ※ words per minute : 1分間に読める単語数)

実際の問題が入手出来ないので、最新の出題傾向に即した数字は分かりませんが、おそらく、あまり変わっていないと思います。

 

日本人にとっては上記の読書スピード、かなり速いです。

もはやネィティブとあまり変わりません。

しかし、上記のスピード以上で読める人でも、必ずしも最後まで問題を解き終えられる訳でもない様です。

 

かなり頑張って英語のトレーニングをした人なら、

150wpm位のスピードでも読める人もいます。

でも、200番まで解き終わらないんです。

 

この手の人たちは、読むのはそれなりに速いけど、

解くのが遅いのではないかと思うんです。

 

■ 極端な例をひとつ

世の中には、TOEIC990を繰り返し取られる先生方がいます。

そう言う人たちの経歴を見ると、いくつかのタイプに分けられます。

その代表格が、予備校講師の先生方。

例えば、スタディサプリの関先生や、最近YouTubeでいろいろ教えてくれるモリテツ先生。

そう言えば、イメージも沸きますかね。

 

この手の先生方は、英語の実力はもちろんですが、

あらゆる問題を解きまくって研究し、

なんなら自分で、テストの問題まで作っています。

 

動画等でいろいろお話を聞いていると、

「この人たち、問題文を読んでいる時に、

どこで何を聞かれるか、だいたい分かっているんだろう」

そんな風に感じます。

 

同じ問題文を読んでも、

問題文を全部読んで、その後、設問を読んで、答えを探す人と、

問題文を全部読んだら、たぶん聞かれるのはあそことあそこ。

だいたい目星がついているのでは、解くのにかかる時間がちがいます。

 

だからこそプロの先生方は、毎回受験するのに余念がないんじゃないかと思うんです。

新しい傾向の出題がないかを毎回チェックしておけば、次回も990の満点を取れる確率が高まる訳です。

まさしくTOEICのプロですね。

 

いやまぁ、プロの先生方なので、

例えば試験の受験間隔を2か月に1回位にしても、

満点位楽勝かもしれないのですが…笑。

 

■ 一般の人はこうなります

さて話を元に戻して、

そう言うプロではない一般人はどうしているのかと言うと、

問題文を一生懸命読んで、

設問を一生懸命読んで、

設問の該当箇所と思われるところを、一生懸命探す訳です。

 

答えの該当箇所が分からないから、本当に一生懸命探す訳ですね。

 

答えどこ?ない。ない。

これ書いてあったんだけど、なんて書いてあったっけ?

もう1回読み直さなきゃ。

微妙な選択肢作るなぁ。正解どっちだよ?

本文で確認しないと。

 

で、時間がどんどん無くなって行く訳です。

 

要するに、ある程度読むのが速い人でも、設問に翻弄されて右往左往して、時間が無くなる訳です。

これを書いている自分もこのタイプ…笑。

 

■ もう一つの例

以前英語のジムに通っていたときにお世話になった先生に聞いた話です。

その先生は、カナダの大学院で英語を勉強した、

日本人なのにネィティブに英語を教えていたと言う、

滅多にお目にかからないタイプの先生でした。

TOEICも990の満点です。

 

「満点取るときって、どれ位で解き終わるんですか?」

 

その質問に先生はこう答えました。

 

「簡単すぎたから、30分位余ったかなぁ。

暇で暇で仕方なかったよ…笑」

 

!!!

 

「えっ、30分も余ったんですか?

本当にそんなに余ったんですか?」

 

そう詰め寄ると先生は困った様に考え直して、

 

「いや、はやく終わっちゃって、見直しもして、それでも20分は余ったなぁ」

 

そう言っていました。

 

その先生が別の時に、こう言っていました。

 

TOEICの問題なんて、問題文を何となく読んで、設問を読んで、

あぁ答えこれ。この問題はこれ。

何となく選んでいけば良いんだよ。」

 

話を聞いたその当時はピンと来ませんでしたが、

どうも、高得点を取れる人は、読み直しが少ない様でした。

本文を1回読んだら、設問を回答するのにほとんど読み直さない様です。

 

■ 短期記憶の容量の問題?

本文を1回読んだ後に、

どれくらい内容を覚えていられるか、

短期記憶の容量の問題なのかもしれません。

 

リスニングセクションでも起こる話ですが、

1回聞いて、話の詳細を覚えておける人と、

1回聞いて、話は分かったけど、詳細は全部忘れる人。

 

リーディングセクションでも、

同じ様な話なのかもしれません。

 

■ いろいろと書きましたが

再度話を元に戻すと、

読むのが遅いのか、解くのが遅いのか、どっちでしょうか?

 

多くの人は両方かもしれませんが、

中には、読むのが遅いと思っていたのに、

実際は、解くのが遅い方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

僕自身研究中なので、具体的な解決方法、トレーニング方法までは提案出来ないのですが、

 

今日お伝えしたかった事は、

読書速度を上げるという軸だけではなく、

また別の視点も持っておいた方が良い

と言う事です。

 

無理に読書速度を上げようとしたら、

理解度がスカスカになって、

TOEICの成績が上がらなかったとか、

良い事なかったとか、

もったいないですので。

 

少々ふわふわした話になってしまいましたが、

参考になるところがあれば幸いです。

 

本日もお読みいただき、有り難うございました。

それでは。

 

 

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