TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

英単語の覚え方1~スコアを上げる英単語の覚え方

みなさん、こんにちは。Greaterです。

今日は、英単語の覚え方と、スコアアップのポイントを解説します。

 

TOEIC受験において、単語の勉強の重要さは言うまでもなく、高得点者の中には、単語の勉強だけで全体の半分以上、なんて言う人もいます。
単語本は持っていてそれなりに勉強したんだけど、スコアが上がらないと言う人は、もしかしたら、勉強の仕方が悪いとか、足りないのかもしれません。

 

いろいろなポイントがありますので、今日はまずまとめを書いて、後ほど詳細解説を追加します。

 

また、かなりボリュームがありますので、解説を2回に分けます

今日は、「英単語の覚え方1~スコアを上げる英単語の覚え方」を、
次の投稿では、「英単語の覚え方2~なかなか覚えられない方へ。英単語を覚えるコツ」をお送りします。

 

ちょっと長いかもしれませんが、TOEICの得点ポイントが超満載なので、是非最後まで読んでみてください。

 

■概要

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■英単語の覚え方(基本)
・最初は見出し語(英語のスペル)と日本語訳どれか1個を覚える
・まずは英→和(=英単語→訳語)
 (単語集の左ページだけを見て日本語訳を言う)
・英和が出来たら和→英(=訳語→英単語)
 (単語集の右ページを見て英単語を言う)

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■英単語の覚え方(応用)
・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える
・単語集を「読む」
・すみからすみまで覚える
・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える

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■英単語の覚え方(コツ)★重要★ ※次の投稿で解説します
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回以上繰り返して覚える
・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う
・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する
・アプリで覚える
・音から覚える
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■詳細解説
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■英単語の覚え方(基本)
・最初は見出し語(英語のスペル)と日本語訳どれか1個を覚える
・まずは英→和(=英単語→訳語)
 (単語集の左ページだけを見て日本語訳を言う)
・英和が出来たら和→英(=訳語→英単語)
 (単語集の右ページを見て英単語を言う)
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最初から1つの英単語に対する訳語をすべて覚えると大変なので、まずは英単語のつづりと、どれか1つでも訳語を覚えましょう。
例えば、以下の3つの動詞を見てみましょう。

 

・announce(動) ~を知らせる、~を発表する
・block(動) ~をふさぐ、~を封鎖する
・contribute(動)  寄付する、貢献する、寄稿する

 

どの動詞も、意味は似ているとはいえ、2つ以上の日本語訳を持っています。
それぞれすべて覚えるのは大変なので、まずは1単語最低1つ、意味を覚えましょう。
以下の様な感じです。

 

・announce(動)  ~を発表する
・block(動) ~をふさぐ
・contribute(動) 貢献する

 

他の訳語は似ているので、上記だけでも、残りの訳語は連想出来ますよね?

 

何かを発表したら、誰かに「知らせる」訳ね。
完全にふさいでしまったら、「封鎖する」って訳ね。
貢献するのがお金とか物だったら「寄付する」、文章だったら「寄稿する」訳ね。

そんな感じです。

 

単語集は見開きの左ページに英単語、右ページに訳語が載っている事が多いので、まずは右ページを見ず左ページだけを見て訳語を思い出す練習をしましょう。
(赤シートで訳語を隠す形のものもありますので、その場合は赤シートを使って思い出す練習をします)
ある程度出来る様になったら、逆に左ページを見ず右ページだけ見て、訳語から英単語を思い出してみましょう。

 

とは言え、TOEIC L&Rの場合は、英→和、英単語を見て訳語を思い出せればそれでOKですので、まずは、英→和方向だけは最低出来る様にしましょう。

 

ある程度余裕が出来たり、ライティングも勉強しているなら、追加で和→英、日本語訳から英単語を思い出す勉強もしましょう。


最初から完璧を目指すと挫折しますので、気楽にやりましょう。

 

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■英単語の覚え方(応用)
・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える
・単語集を読む
・すみからすみまで覚える
・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える
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基本ステップがある程度出来る様になったら、次は応用ステップです。

 

・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える

基本ステップでは1英単語に訳語を最低1つ覚えました。
とは言え、TOEICの場合とにかく試験時間が足りないので、単語1つ1つを見て考え込んでいる暇は、まったくありません。
と言う事で、訳語はすべて覚えましょう。
基本イメージが出来たなら、それでもOKです。

 

上記の例で言えば、それぞれの訳語を完全に覚えてしまう訳です。

 

・announce(動)  ~を知らせる、~を発表する(両方とも覚える)
・block(動) ~をふさぐ、~を封鎖する(両方とも覚える)
・contribute(動)  寄付する、貢献する、寄稿する(3つ全部覚える)

 

以下で、別の例を見てみましょう。

次の例は、1つの訳語から、別の訳語を連想するのが若干難しい例です。

 

・research(動) ~を調査する、~を研究する 
・review(動) ~を見直す、~を検討する

 

例えば、market research、マーケットリサーチなんて言ったら「市場調査」、
research & development、つまり R&D だったら、「研究開発」。

 

見直す(復習する)」もreviewだし、
詳細に検討する」、と言う意味でもreviewを使う訳です。

 

こういう場合は、1つの訳語から別の訳語を連想するのが困難なので、

それぞれの訳語を知っているか、とか、

それぞれの訳語に対して、どこかで例文を読んだことがあるかどうかで、

テスト時に著しく実力差が出る訳です。

 

と言う事で、最終的には、訳語は全部覚えましょう。

 

・単語集を「読む」
単語集は、ただ「英単語」と「訳語」を覚えれば、それで終わりではありません。 
書いてあるフレーズや例文を全部音読して覚えると、劇的に点数がアップします。

 

何故か?


良く出来た単語集では、書かれているサンプルフレーズや例文は、試験に頻出するものがそのまま記載されています。

だから、それを繰り返し音読して覚えてしまえば、それがそのまま試験に出る訳です。この部分が得点に直結する訳ですね。

 

逆に言えば、サンプルフレーズや例文を読んだことのない人は、目の前に宝の山があるのに、それを全部放置していた訳です。


と言う事で、若干大変ですが、読みましょう(笑。

 

・すみからすみまで覚える
上記と似たような内容ですが、良く出来た単語集は、細部にまで非常にこだわって作られています
チェックするポイントは、以下の様な箇所です。

 

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・他の品詞での形を覚える
・自動詞と他動詞をきちんと区別して覚える
・相性の良い前置詞/副詞を覚える
・複合名詞を覚える
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英単語を何か1つ覚えたら、他の品詞での形のものも、まとめて覚えてしまいましょう。
動詞を覚えたら、名詞形や形容詞形も覚える。
名詞を覚えたら、動詞形はないのかチェックしてみる、等。

 

確認ですが、これは応用ステップ。
最初からやる必要はありません。
が、ある程度1つ1つの単語を覚えられたら、次のステップとして、頭の中の知識を少しずつ整理していきましょう。

 

例をいくつか挙げましょう。

・insure(動)  ~に保険をかける
→ insurance(名)  保険

 

・construct(動)  ~を建設する
→ construction(名)  建設
→ constructor(名)  建設業者
→ constructive(形)  建設的な

 

・strength(名)  強さ・強み
→ strengthen(動)  ~を強化する
→ strong(形)  強い

 

前置詞/副詞との相性とは、たとえば、
動詞の後に続く前置詞/副詞は何か、とか、
決まり文句の表現はないか、等です。

 

・specialize in ~を専攻する (動詞specialize → 後ろに"in xxx" が続く)
・comply with ~に従う (動詞comply → 後ろに"with xxx" が続く)
・refrain from ~を控える (動詞refrain → 後ろに"from xxx" が続く)
・apply for ~を占める (動詞apply → 後ろに"for xxx" が続く)
※ xxxは名詞要素です

 

・under construction 建設中

 

・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える

紙ベースの書籍や電子書籍で、音声無しで勉強していると、「単語のつづり」と「単語の意味」の2つまでしか記憶出来ません。

これだと、リーディングは良いかもしれませんが、リスニングはダメです。
単語に対する音を正確に把握していないと、単語の音を聞いても、単語の意味に到達出来ません。

ですので「つづり」と「意味」と「音」、必ず3つセットで覚える必要があります。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

えーそんなに覚えるの? 大変だよ…と言われてしまうかもしれませんが、スコアアップしたい、英語を出来る様になりたいですよね(笑。
こういう細かいところに、得点アップのポイントが転がっている訳です。
言われてみれば、そんなに注意して勉強していなかった、って人も多いかも。

 

ただ、ふたつ気が楽になるコメントをしておくと、

 

1つめ。上記の様なポイントは、TOEICで言えばPart5の、文法/語法セクションの問題をたくさん解いていれば、自然と身についてきます。
やはり単語の勉強では、最初から完璧をめざさない事。
単語集を、たくさん問題を解いた後の、復習に使えば良い訳です。

ただし、上記の様な細かい部分も勉強する必要があるんだと認識して、少しずつ、コツコツ単語集を読んでいく必要があります。

 

2つめ。最初は大変だけど、覚えてしまうと、むしろ後で楽になります。

例えば、ご自身が日本語話すのに、毎日大変で大変で、苦しくてしょうがない、なんて事ありますか?
たぶん無いですよね?
ひとたび出来る様になってしまえば、あとは楽な訳です。

言葉って不思議なもんですね。

 

それからもう1点。この投稿の様に、ここまで細かく書いた記事って、おそらくほとんど世に出ていないと思います。

 

言葉って無意識に扱うものなので、上級者は、上記に挙げた様ないろいろなポイントを、半分無意識のうちに出来る様になったり、やったりしている訳です。

一方、初級者や中級者だと、何をどう勉強して良いかが分からないので、路頭に迷ってしまうし、出来る様にならない訳です。

そう言う事にならない様に今回、出来る限り意識のもと、文字と言う形に書き起こしてみました。

 

では、本日のまとめです。

 

■まとめ(シンプル版)

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■英単語の覚え方(基本)
・最初は見出し語と日本語訳どれか1個を覚える
・まずは英→和
・英和が出来たら和→英

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■英単語の覚え方(応用)
・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える
・単語集を読む
・すみからすみまで覚える
・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える

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次回は、英単語を覚えるコツについての記事を投稿します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは。

 

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