TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

スピードを制する者がTOEICを制す ~速聴でレベルを上げる

みなさんこんにちは、グレイターです。

 

TOEICの教材をどう勉強すれば、英語力が上がるのか ?
毎回いろいろな視点を提案していますが、

 

今日は、リスニングセクションの音声スピードについて、書いてみたいと思います。

 

<Contents>---
TOEICのスピード = ネイティブのスピード ?
■ 音声の再生速度を上げて練習する
■ 実際のTOEIC音声のスピードは?
■ 音読はリスニングにも、リーディングにも効果がある
----------------

 

TOEICのスピード = ネイティブのスピード ?

TOEICのあるある話なのですが、
TOEICを初めて受験した人は、リスニングセクションで、ほぼこういう感想を持つでしょう。

 

速い。速すぎて何言っているか分からない。

 

一方、ネイティブスピーカーはこう言います。

 

あんなにゆっくりな英語、ネイティブはしゃべらないよ。

 

実際、ネイティブと話してみると、

やはりTOEICの音声より、ネイティブの方が速いと感じます。

 

だから、たとえTOEICのリスニングで満点を取れても、ニュース英語が全部聞き取れるかと言うと、

 

いや、半分から7割ぐらいしか分からないかも…

 

なんて事になるのかもしれません。

もちろん、単語が難しい事も、理由の1つではあるでしょうが。

 

■ 音声の再生速度を上げて練習する

だからこそ、リスニングのスピードを制する者が、TOEICを制すると思うのです。

 

TOEIC高得点者がどんな勉強をしているかを調べてみると、

ふだんから、再生スピードを上げて音声を聴いている人がたくさんいます。

 

語学学習用のラジカセや音声レコーダーなら、再生速度の調整が出来ますし、パソコンでもOK。
はたまたスマホでも、再生速度の調整が出来るアプリもありますね。

 

いろいろ試してみましたが、

ネイティブのスピードは、TOEICの音声の20%増しぐらいかなと思います。
あくまで個人の体感ですが。

 

 

ですので、(自身の話になってしまいますが、)

リスニングの練習も、ふだんから1.2倍速で聴いていますし、
音読の練習やシャドーイングも、最終的には音源の120%のスピードでやっています。

 

■ 実際のTOEIC音声のスピードは ?

ニュース英語のスピードは、通常160~180wpm、
ネィティブの会話スピードは、速い場合200wpmを超える

と、以前聞いたことがあります。
ここで、wpmは、word per minute、1分あたり何語 ? という単位です。

 

では、実際にTOEICではどれくらいのスピードの音声が流れるのか ?
TOEICの公式問題集を使って調べてみました。

 

使ったのは、たまたま手元にあった、以下の本。
公式TOEIC Listening & Reading問題集 2

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

 

 

いちばんスピードの速そうなPart4の問題を、Test1で、6問使って測定してみました。
(ほんとうは10問全部やろうと思ったけど、途中でやめてしまいました…笑。
スクリプトで単語数を数えるのが、文字が細かく結構大変…(^-^; )

 

<測定手順>
(1)各問題文で、ナレーションの始まるところから、終わるまでの時間を測る
(2)問題文のスクリプトで、語数を数える
(3)割り算して、1分あたりの音声スピードを計算する
 ※ (単語数/音声の秒数)×60 = 音声スピード(wpm)

 

<結果>
・問題文の長さ → 最短24s ~ 最長38s
 どの問題も、ほぼ設問文は30秒強でした。
音声スピード → 最遅165wpm ~ 最速185wpm
 何故か、6問中3問が172wpmでした。
 残りの1問は180wpm
 だいたい170wpm前後で音声を作成しているんですかね ?

 

自分で測ってみて意外でしたが、

あれ、結構スピード速い。
ニュース英語とあまり変わりません。

 

ただ、スクリプトを見ると、簡単な単語が多い、
つまり、人称代名詞(主語 "I" など)や、
be動詞・冠詞・前置詞など、いわゆる機能語の数が多く、

 

スピードの数字だけ見ると、ほとんど同等ですが、
ニュース英語の様に、固有名詞や難しい単語が入っていない分、
数字が大きめに出たんだろうと思いました。

 

170wpmと言っても、同列には語れなさそうですね。

 

■ 音読はリスニングにも、リーディングにも効果がある

さて、ではどうやったら速いスピードの音声に慣れる事が出来るのか ?

前述した再生速度を上げた速聴も効果がありますが、
音読も効果があります。

 

音読すれば、リーディングには効果がありそうですよね。
音読がスムーズになれば、速く読める様になる。
音読が速くなれば、黙読も速くなる。
つまり、リーディングが速くなる。

 

一方、音読はリスニングにも効果があるそうです。
不思議な話ですね。

 

そのロジックまでは、僕の勉強不足で良く分からないのですが、

音読すれば、リーディングが速くなる。
つまり、意味処理のスピードが速くなる。
→ 高速な英語音声の意味処理も出来る様になる。

そう言う事なのかも。

 

※音読の練習の仕方は、前の投稿で詳しく書いたので、良かったら参考にしてみてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは。

 

 

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