TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

音声変化2 同化 (Assimilation) ~ 変わる音 you

 

みなさんこんにちは。グレイターです。

今日は、音声変化の2つめ、同化についてお話しします。

 

前回は音声変化の「連結」について学習しました。
「連結」は、いわば「つながる音」でした。

 

今回扱うのは、音声変化の「同化」です。
「同化」はいわば、「変わる音」です。

 

<Contents>---
■ 音声変化(同化)って何 ?
■ 具体例をもう少し
■ youの聞き取りは難しい
■ 実際の音声で確認する
-------------

 

■ 音声変化(同化)って何 ?
突然ですが、英語で「ワナ」って言われたら、意味わかりますか?
日本語の「」ではありません。英語の「ワナ」です。

 


……


………

 

正解は、

want to (ワナ) (~したい) です。

 

例えば、

I want to go.  (行きたい)

は、

アイ ワァント トゥ ゴウ

ではなく、

アイ ワナ ゴウ

と発音されます。

want toを「ワァント トゥ」と2音で発音するのではなく、
音が変わって、「ワナ」と1音で発音します。

 

もう1つ別の例を。

サンキュー

と言われました。

その音を英語でつづってください。

 


……


………

 

では、正解です。

Thank you. ですね。


まぁまぁ、簡単すぎるなんで言わないでくださいな…汗。


この英語、「サンク ユー」なんて読む日本人はいないでしょう。

2音がくっついた上に、
「クユー」が「キュー」に、音が変わっています。

 

2つ例を上げましたが、これらが音声変化の「同化」の例です。

 

同化とは、

 

前後の単語が特定のならびの時に、
音がちがう音に変化する事

 

あるいは、

 

隣接する音に影響を受けて、ちがう音に変化する事

 

を言います。

 

上記の2例は簡単でしたが、

一般的には、ちがう音に変化してしまうため、その聞き取りも難しかったりする訳ですね。

 

■ 具体例をもう少し
左側がつづり、右側が発音です。

 

・ going to  →  発音 gonna (ゴナ)

・ got to  →  発音 gotta (ガタ)

・ have to  →  発音 hafta (ハフタ)

・ has to  →  発音 hasta (ハスタ)

 

これらも同化の一例です。

これらの場合は、特に後ろの " to " の周辺の音が変わってしまう訳です。

 

■ youの聞き取りは難しい

さて以前、

youの聞き取りは意外と難しい

と言うお話を、さらっと書きました。
それについても、具体例を見てみましょうか ?

 

サンキューの例もそうですが、

youは同化でかなり音が変化します。

 

get you  →  ゲッチュー

 

日本でも、とある芸人さんが、
ゲッチュー、ゲッチュー

と持ちネタにしていたので、
あまり抵抗が無いかもしれませんが、

 

ネィティブも「ゲット ユー」なんて2音では発音しません。
ゲッチュー」と、音が変わる上に、1音で発音されます。

(トユー  →  チュー)

 

文頭などで良く現れる、以下の4つでも同じです。

 

・ do you  →  ドゥヤ

・ did you  →  ディジュー、ディジャ

・ Would you  →  ウッジュー、ウッジャ

・ Could you  →  クッジュー、クッジャ

 

カタカナで書くとめちゃくちゃあやしいのですが、
ネィティブの人たちは、youと言う単語を、必ずしも「ユー」と長くは発音せずに、しばしば「ユ」とか「ヤ」くらいに 短く 発音します。

 

そう言われてみれば、それぞれの発音が後ろのカタカナの様になるのも、
意外と抵抗が無いのではないかと思います。

 

前後2つの単語の音がつながってしまうと、
did youディジュディジャ に、
Would youウッジューウッジャ に、
音が変化してしまう訳です。
これらもまた、同化の例です。

 

※ 表記上は「ャ」と書いていますが、
youの実際の発音は、
「ユ」と「ヤ」の中間か、
どっちともつかない音、くらいかもしれません。

 

■ 実際の音声で確認する

このブログでは音までは出せませんが、
お手持ちの公式問題集や
リスニング教材等の音声で、
ネィティブの発音を聞いてみて下さい。
上記の説明がより納得出来ると思いますよ。

 

同化は、特に you が出て来た時に顕著に起こります。
音声を聞いていて、つづりが落ち着かない・分からないなと感じたときは、
音と表記(つづり)の差を、都度スクリプトで確認してみて下さい。
( 特に you のまわり )

 

種類が山ほどある訳ではないので、
だんだん、リスニングの不安な箇所が軽減されていくはずです。

 

ちなみに、TOEICの場合では、

Part2のセンテンスが you を含む疑問文の場合、しばしばこの同化が起こるので、

この同化をクリアすれば、Part2も苦手意識が減ると思います。

(英文のはじまりの音は、ただでさえ聞き取りが難しいので)


最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。

 

 

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