TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

聞こえない音の傾向をつかむ ~ dictationが面倒くさい人向け

 

みなさんこんにちは。グレイターです。

 

今日も、リスニングのレベルを上げるヒントを1つ書きます。
ディクテーションと言うトレーニングについて、
及び、英語のリスニングにおける、自分が聞こえない音の傾向性についてです。

 

<Contents>---
■ ディクテーションって何 ?
■ 作業の手順
■ 丸印で囲む理由
■ Part2の勉強に最適です
---------------

 

■ ディクテーションって何 ?
ご存知の方も多いと思いますが、ディクテーションは、
リスニングで聞こえて来る音声を1単語1単語、紙に書き出すのを、
1文や1文章が最後まで終わるまで行うトレーニンです。
1文だったら、文頭の単語から文末の音、ピリオドまでですね。

 

このディクテーションをやってみると、
文中の多くの箇所で、かなり音が聞こえていない事や、
単語の音は聞こえても、そのつづりが分からなくて、紙に書き出せない事など、
いろいろな点で、自分の弱点をあぶり出すのに役に立ちます。

何となく聞くだけだと意識しない弱点が、紙に書いてみると露呈する訳です。

 

また、音の聞こえが悪い箇所を、
文法的に推測して、音声や単語を限定・特定する練習にもなるので、
文法的にも強くなります
(リスナーの文法レベルがリスニングのレベルにも関係があるのは、
特筆すべき点かもしれません)

 

と言う事で、いろいろな効果のあるトレーニングなのですが、
正直、あまり率先してやらないかもしれません。

 

聞こえない音が多すぎて、ディクテーションにならない
単語のスペルがたくさん分からないから、書き出すのが大変
紙と鉛筆やシャーペンを準備して、机に向かってでないと出来ないから、面倒…

 

などの理由からです。

 

と言う事で、大した話では無いのですが、
僕が勉強していた頃やっていた、
もう少し簡単な、代わりの方法を紹介します。

 

■ 作業の手順
ざっくり説明すると、
問題文の音声だけを何回も聞いて、
何回やってもどうしてもわからない箇所だけ、
スクリプトを開いて該当箇所を鉛筆かシャーペンで丸で囲んで、

スクリプトに印をつけます

 

手順を細かく書くと、以下の様になります。

 

(1)公式問題集でも、市販のTOEICの問題集でも良いので、
リスニング音声と、その問題のスクリプト(英文原稿)、
それから、鉛筆かシャーペンを用意する。

 

(2)スクリプト無しで1・2回音声をリスニングして、

文章のだいたいの意味をつかむ。
使う問題は、TOEICのPart2・3・4どれかが良いですが、
音源とスクリプトがあるなら、Part6や7でも構わないです。

 

(3)その後、繰り返しリスニングをして、
英文中の単語を、be動詞や冠詞・接続詞・前置詞まで含め、
出来る限り全部聞き取る。

(ディクテーションの様に、聞こえた音を紙に書き出す作業はしません)

 

(4)どうしても聞こえない箇所は、
その箇所だけ繰り返し聞いて、
何と言っているのか確認する。

 

(5)それでも聞こえない箇所は、
スクリプトを開いて、該当箇所を鉛筆かシャーペンで丸で囲む。
(スクリプトで聞こえなかった語を確認する事だけが重要ではなく、
印をつけて記録を残す事も重要です)

 

(6)この作業を問題5問~10問位、
出来れば模試1回分や参考書1冊分繰り返す。

(問題数はもう少し少なくてもかまいませんが、

問題数が多い方が自分の癖は分かりやすいです)

 

(7)上記の作業が終わったら、
スクリプト上で丸印がついているところをざっと見て、
自分の聞こえない音に傾向(癖)が無いかを確認する


全体を通して聞くのは3~5回、
音が聞こえないところは、追加で5回位聞くことになると思います。
この回数、それだけ聞くと大変そうですが、
実際には、1問1問の音声自体があまり長さが無いので、

そんなに時間はかかりません

 

■ 丸印で囲む理由
さて、何故聞こえなかったところに、
スクリプト上で丸印をつけるのかと言うと、
自分が聞こえない音の傾向を掴むためです。

 

丸で囲んだところを後で振り返ってみて、
単語レベルで名詞や動詞にたくさん丸印がついているなら、
まだまだ語彙力・単語力不足です。
知らない単語は聞こえない…ので、
単語力を強化して、聞こえる音を増やす必要があります。

 

ただし、かなりレベルが高い人でも起こるのですが、
スクリプトを確認すると単語は全部知っているはずなのに、
何箇所か音がどうしても聞こえないことがあります。

 

例えば、昔の僕の場合、
人称代名詞のourhim、前置詞のonなどが苦手でした。
その他、atなどいろいろな前置詞が、
何度聞いても聞こえない事もありました。
意外かもしれませんが、youも難しいです。
スクリプト上、単語はすべて知っている筈なのに、聞こえないんです。

 

これは技術的な理由があり、日本人なら誰にでも起こる、良くある話です。
こんな音が聞こえないなんて、
自分、バカなんじゃない ? なんて思うかもしれませんが、
やってみると、意外と聞こえないんですよ。

 

話の根がかなり深いので、
詳細な理由は次回以降書きますが、

 

こんな作業をすると、
ディクテーションの半分位の手間で、
リスニングの自分の癖、
自分が聞こえない音の傾向を確認出来ます。

 

自分に聞こえない音があるかどうか、
ある場合には、その傾向を探してみて下さい

 

リスニングで400点ぐらい取れる人でも、
人によっては、やってみると意外とたくさんボロが出るので、
リスニングでスコアが伸び悩んでいる人にもお薦めします

 

お伝えしたい事は、英語の音が聞こえないと言う場合には、
多くの場合、聞こえない、モードの様な、
傾向が存在すると言う事です。

 

毎回技術的に同じ理由で、
同じ様な単語を聞こえなくて、
TOEICでスコアが取れなかったり、
実際の会話でコミュニケーションが取れないのは、
残念ですよね。

 

■ Part2の勉強に最適です

余談ですが、
TOEICではPart1を除くと、
Part2がいちばんセンテンスの長さが短いので、
その分、1単語音が聞こえなかったときのインパクトは大きいです。

 

なので、Part2が苦手な人は、是非この作業をやってみて下さい
スコアを上げるきっかけがつかめると思いますよ。

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それではまた。

 

 

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