TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

学習効果を上げるのに必要な視点と学習戦略

皆様こんにちは。グレイターです。
お久し振りです。

 

更新が1か月半以上止まってしまいましたが、
今日からまた少しずつ記事を投稿していきます。

 

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか ?

僕は、先の日曜日に(英語以外の)資格試験が1つ終わり、

やっとひと段落ついたところです。

 

TOEICについては、

9月の試験に続き、

10月4日の試験も、抽選で外れました…苦笑。

で、しばらく受験の機会もないので、

ならべく、人生がかかった受験生に役に立つ内容を考えながら、

投稿を書いてみようと思います。

と言う事で、かなり初心者向けの内容も書くかもしれません。

 

今日は、忘れないうちに、
英語が出来る様になるのに必要な、大事な視点のお話を書こうと思います。

英語が出来る様になるための学習戦略について、です。

 

※なお、話を分かりやすくするために、

記事の途中にTOEICの参考スコア等、

いろいろとTOEIC向けの記載が出て来ますが、

内容は、特にTOEICだけに特化したものではありません。

 

<Contents>------

■はじめに

■英会話スクールや英語のジムがやっている事

■自分の弱点や苦手を把握する

■良くある初心者向けアドバイス

■自分の間違いを矯正し、知らない事を減らしていく

■再び、Frequencyを上げる事

■弱点分析に、いろいろなツールを使う

-------------

 

■はじめに

最近は英会話スクールや英語のジム等、
1対1の形式で、いろいろと英語を教えてくれるところがあります。
オンライン英会話やオンライン英語コーチ、なんて言うのもありますね。
お金に余裕があればそういうところに行っても良いのですが、
金額的にも、時間的にも、そんなに余裕が無い人も多いはず。

 

そんなに切羽詰まって英語の勉強している訳では無く、
趣味で勉強しています、とか、
暇つぶしにのんびりやっています、
と言う様なら良いのですが、

 

こんなご時世だから、英語はどうしても必要、とか、
社内公用語が英語になったんだけど対応出来なくて困っています、とか、
海外取引のある部署に異動になりました、とか、

あまりお小遣い無いんだけど、英語勉強したいんです、とか、
どうしても、どうしても英語出来る様になりたいんだ、とか、
そんな方もたくさんいらっしゃると思います。

 

そうは言っても、2か月35万、3か月50万円なんて言われても、
そんなに簡単にお金は捻出出来ませんよね。

 

■英会話スクールや英語のジムがやっている事

では、独学をするなら、同じとは言わないまでも、
どうすればスクールやジムに近い学習効果が出せるか、
考えてみたいと思います。

 

これらのサービスがやっている事と言うのは、
英語を教える以外に、2つのポイントがあります。

 

(1) お客さんの技術的な弱点診断
(2) 強制的な勉強環境の創出

 

■お客さんの技術的な弱点診断
(1)は、いわゆるカウンセリング系の内容です。
プログラム受講開始時には、
たいてい最初に実力診断テストがありますし、
先生やトレーナーが授業をやってみた中で、
特定の弱いところを見抜いて、
それをもとにお客さんにあったカリキュラムを作っていきます。

 

■強制的な勉強環境の創出
(2)は、特に英語が嫌いな方、または物事が長続きしない方に対してですが、

毎日、
「宿題やりましたか?」
「課題の進捗はどうですか?」
「朝の勉強しましたか?」
「夜もきちんと頑張りましょうね」
など、激励の言葉とともに、勉強の催促攻撃をオンラインで送って来ます。


毎日こういうコメントが来ると、
受講者は、俗に言うモチベーション(やる気)が維持出来るとともに、
見られているから、逃げられない訳です。


で、強制的に勉強しなければいけない、と言う事で、
2か月なら2か月、3か月なら3か月、
馬車馬の様に走らされる訳ですね。
その結果として、実力がついて来る訳です。

 

この手のフォローは、一般的には1日1回、
多いところでは、1日に朝昼晩3回とか、
複数回確認の連絡が来る様です。

 

■自分の弱点や苦手を把握する

(2)の強制的な勉強環境の創出と言うのは、
さすがにお金を払わないと無理ですが、
そこは大人なら、自分の意志で出来る人も多いでしょうし、
がんばってもらうとして、
今日考えたいのは、(1)の方です。

 

独学で出来る様になるためには、
自分の弱点を自分で診断し、
それに対して課題を自己設定して、
改善していく必要があります。

 

この視点が無いと、
自分が勉強している事が、
なかなか結果につながらない訳です。

 

例えば、極端な話ですが、
TOEIC500点で、特にリスニングが弱いのに、
一生懸命音声無しで、単語集の勉強ばかりしていても、
点数が伸びない訳ではないですが、
あまり効率は良くありませんし、

 

L&R のPart5で、8割方得点出来ているのに、
一生懸命英文法の勉強ばかりしても、
やはりスコアはあまり上がって行かないし、
他の弱点が改善して行かない訳です。

 

■良くある初心者向けアドバイス

良くあるアドバイスは、
「中学英語をひととおりやり直ししましょう」、
「英文法をやり直ししましょう」、

そんなアドバイスを聞いた人は多いでしょう。


確かにそれはそうで、間違っていませんが、
英語を勉強するとなると、単語集の勉強や文法の参考書から始めるけど、
たくさんありすぎて、続かなくて、
途中でやめてしまった人、いませんか ?

 

 

英語が面倒くさいのは、
単語・文法・読解・発音等、
技術的にバランス良くある程度のレベルまで到達出来ないと、
なかなかその上のレベルに到達出来ないところです。
TOEICで言えば400~500点位までは、面倒くさいですが、
しばらくは地道な努力の連続だと思います。

 

上記のアドバイスはぜんぜん間違ってはいないのですが、

このレベルは、誰しも必ず通る道なので、

ならべくはやく通過したいところですね。

 

■初心者のうちは、自分の間違いを矯正し、知らない事を減らしていく

TOEICの勉強は、穴を埋める勉強です。
最初のうちは、技術的に穴だらけなので、
まず、自分の穴を認識して、つぶす事が必要になります。

 

問題集を解く場合は、

自分が知らなかった知識を追加し、
不正解だった問題は、自分の考え方が間違っていたなら、
そこを矯正する必要があります。

 

このレベルの人たちに特に強調したいのは、
問題集の解き直しをする事です。


1つの問題を間違ったら、解説を読んで、理解します。

 

が、1週間もして解き直してみると、
良くあるのが、また間違えます。
勉強した知識は簡単には定着しないので、
あれ、選択肢にある単語忘れちゃったな、とか、
解説になんか書いてあったけど、何だっけ? とか。
リスニングの問題だったら、スクリプト読んで理解したつもりだったけど、
再度問題解くと、音だけだとやっぱり一部単語が聞こえないな、とか。

 

それを解き直すのはとても面倒くさい作業ですが、
そこがまさに、宝の山な訳です。


極論すれば、自分が解ける問題をいくら解いたところで、
大して実力は上がらない訳で、


一方、間違えた問題を解ける様になった時に、
TOEICで言えば、スコアが上がる訳です。


だから、間違えた問題の山は、宝の山ですし、
英語の塾とかジムは、
嫌いなニンジン山ほど食わせる、とばかりに、
お客さんにそういうところを集中的に取り組ませて、
点数を上げて行く訳です。

手段は必ずしも、問題演習ではないかもしれませんが。

 

間違えた問題は、3回から、
場合によっては、正解を出せるまでに、
4回から5回ほどかかる場合もありますが、

 

間違えた問題だけで良いので、
繰り返し繰り返し解いて、
問題集で8割・9割方は正解を出せるレベルまで
がんばってみると良いかと思います。

 

逆に、完全な完璧は目指さなくても良いです。
1つの問題集の解説で納得出来なくても、


しばらくしてから別の問題集で、

腑に落ちる説明に出会えることもありますので。

 

■再び、Frequencyを上げる事

以前の単語学習の投稿でも述べましたが、
英語学習の1つの重要なカギは、
Frequency、つまり学習の繰り返し回数を上げる事です。

 

言語は習慣的なものですので、
あまりごちゃごちゃ考えなくても、
無意識に答えをさらさら選択していける能力が大事になります。
高得点者はそういう能力を持っているので、
問題を解くのも速いですし、
なんとなく問題を解いても、何回も高得点を出せる訳です。

 

だからこそ、特に問題演習で間違った問については、
自分で意識的に、
frequentに、頻繁に遭遇する事が大事な訳です。

 

わざとらしい余談ですが、
frequentは、頻繁な、とか、しばしば起こると言う意味の形容詞です。
Frequencyの形容詞形は、frequentです。

 

副詞でほぼ同じ意味の単語は、oftenです。
こっちは誰でも知っているでしょ?
often = frequentlyですね。

 

frequent は知らなくても often は知っている、
frequency は知らなくても frequent は知っている。

 

頻度高く遭遇するものは、
みんな知っているし、
みんな使いこなせる訳です。
若干話は脱線しましたが、

そう言うものを1つづつ増やしていけば良い訳ですね。

 

■弱点分析に、いろいろなツールを使う
スコアが600点や700点台にのる様になると、
かなり傾向がはっきりして来て、
いつも点数を取れるところと、いつも点数が取れないところや、
自分の苦手がかなりはっきりして来るでしょう。
自分が何を苦手なのかが把握できれば、
対策もしやすいですし、克服もしやすくなります。

 

大学受験や大学院受験・就職時用にスコアばかりに目が行きがちですが、
TOEIC L&Rも、もとを正せば英語力の分析ツールです。
せっかく受験したら、スコアだけでなく、
スコアシートの下の方についている、
Abilities Measuredも良く目を通した方が良いですね。

そこで、自分の苦手を客観的に見てみましょう。

 

また、1日100円程かかってしまいますが、
リクルートスタディサプリEnglish TOEICコース等も、
弱点分析と繰り返しの問題演習には良いです。
(僕ももう2年近く使っています)

 

いろいろなトレーニング(勉強法)が1つのアプリに組み込まれていますので、
自分1人で勉強に取り組める様に作られています。
問題に付属する動画解説もとても分かりやすいので、
スコアが伸び悩んだり、どう勉強して良いか分からないなら、
若干投資する覚悟を決めてやってみるのもおススメです。

 

最近は無料でも非常に良いアプリが出ているので、
僕はこれ以上はあまり知らないのですが、
他に探してみても良いかもしれません。

 

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それではまた。

 

 

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