TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

TOEIC L&Rの 「頭打ちの800点」について書きました


みなさんこんにちは。グレイターです。

 

今日は、TOEIC L&Rの、
「頭打ちの800点」について書いていきます。

 

「頭打ちの800点」って何 ?
聞いた事ないんだけど。

 

って言われそうですが、

 

はい。僕が勝手につけました…笑。

 

でも、超適当にこの名前をつけた訳では無いんです。

 

ネットだったり、TOEICの英語を教えている複数の先生の話を調べると、

TOEICは800点前後で、スコアの伸びが頭打ちになる」

と言うのは、経験的に良く知られている事の様です。

 

学習者/受験者の立場からしたら、例えば、

 

「今まで順調にスコア伸びて来たんだけど。
おかしいな。805点からスコアがぜんぜん伸びない」

 

「最高得点825点を1回出したんだけど、
それっきりそのスコアが出なくて、
800点前後をうろうろしている」

 

こんな事が起こります。

 

現在このスコア帯で停滞している方は、
言われたことが、あまり外れていないでしょう。

 

だから、「頭打ちの800点」と言う名前にしました。

 

その理由を説明します。

 

<Contents>---
□ 前回のおさらい
□ 100点の重みは、どのスコアでも同じではない
□ (改めて)TOEIC800って、どんなレベル?
□ それでもスコアを伸ばすヒント
---


□ 前回のおさらい

前回の投稿のおさらいになりますが、
TOEICの各スコアレベルで見ると、
得点者の人数割合は、以下の様になります。
得点が高いほど、

 

■ 900点以上 だいたい上位3%程度
■ 860点以上 だいたい上位10%以下
■ 800点以上 だいたい上位15%
■ 730点以上 だいたい上位1/4
■ 600点以上 だいたい上位半分

 

スコアが上に行けば行くほど、
取得出来る人数が極端に減ってしまう訳です。


□ 100点の重みは、どのスコアでも同じではない

かなり以前から、
TOEICのスコアを100点上げるのは、
スコアが上がれば上がるほど、
大変になる事はずっと言われていました。

 

300点を400点に上げるのと、
600点を700点に上げるのと、
800点を900点に上げるのに、
必要な負荷は異なる訳です。

 

勉強時間で語れば、
上のレベルに行くほど、
100点を上げるのに必要な時間が飛躍的に増えます。

 

皆さんは漠然と、TOEICのレベル区分ごとに、
以下の様な人数イメージを持っていませんか?

 

■ (レベルA) 860~990 全受験者の20%
■ (レベルB) 730~860 全受験者の20%
■ (レベルC) 600~730 全受験者の20%
■ (レベルC) 470~600 全受験者の20%
■ (レベルD/E)10~470 全受験者の20%

 

実際はそうではありません。

 

前回の結果で、
600点以上が上位半分
730点以上が上位25%

600~730の区分のスコアの人は、25%
と言う様な計算を繰り返すと、


スコア区分ごとの人数は以下の様になる様です。
(受験回によって%の多少の前後はあります)

 

■ (レベルA) 860~990 全受験者の9%
■ (レベルB) 730~860 全受験者の16%
■ (レベルC) 600~730 全受験者の25%
■ (それ以下)  10~600 全受験者の50%
(※600以下は計算しませんでした…すみません)

(※最初からこっち出した方が分かりやすかったか…)

 

TOEICは、偏差値をスコアに直して出しています。
つまり、スコアが単純に全200問中の正解数で比例計算される訳ではなく、
統計処理をして、母集団の中で受験者の成績が相対評価される訳です。

 

800点以上は、だいたい上位15%ですが、
このレベルになると、まわりの受験者もかなりの強者になります。

 

なので、ちょっと勉強したぐらいでは、
他人を追い越すほどのレベルアップは出来ません。
その結果、スコアが頭打ちになる訳です。

 

□ (改めて)TOEIC800って、どんなレベル ?

英会話スクールや英語のジム系の会社の、採用の応募基準を見ると、
TOEIC L&Rで800~850のスコアが要求される事が多い様です。

 

もちろん、採用に応募する最低条件なので、
このスコアがあれば必ず採用される訳ではないと思います。
人柄・発音のきれいさ・教えるスキル・教職の経験等、
多面的に見られる事と思います。

 

それでも、実際にTOEICの英語を教えている先生方でも、
TOEIC800点台の方も多いそうです。

 

言いかえれば、TOEIC800点台を取りたいなら、
英語を教えるプロと同レベルが必要になります。

 

また、前回の投稿でも書きましたが、

 

・レベルA(860以上)
 Non-Nativeとして十分なコミュニケーションが出来る。

 

スコア860以上は、レベルA区分となり、
実際に英語を書ける・話せる等、
総合的な英語の運用能力が高い人が多いです。
(アウトプット系はほとんどダメと言う方もいるそうですが)

 

TOEIC L&Rはリスニングとリーディングのレベルのみを見る、
インプット系のスキルレベルを見るテストですが、
このあたりのスコアになると、
インプット系の勉強だけでは、
どこかでそろそろ限界が来ると思います。

 

□ それでもスコアを伸ばすヒント

実際にスコアが頭打ちになっている人、

途方に暮れている人の役に立つかもしれないので、

勉強法のヒントを箇条書きしておきます。


・英語の学習法を勉強する (第二言語習得論等)
・細かい音を聞き取れる様になる→音声変化をマスターする
・知らない単語を徹底的に減らす (TOEICレベルではほとんどゼロにする)
・Part5(文法)で100%・最低30問中27問取る
・Part4/Part7の得点力を上げる (ひたすら聞く・読む)
・読むのが遅いのを克服する (返り読み撲滅・日本語訳しないで読む)

・ひたすら音読する

・英語のアウトプット系の勉強を始める (ライティング/スピーキング)
TOEIC S&Wに挑戦する
・通訳系のトレーニングに挑戦する
・(裏技)速読法で、読書速度そのものを上げる

 

1つ1つ説明すると長くなってしまうので、
詳細は後日別途書く予定ですが、
今までして来た勉強に加えて、
上記の中からいくつか選んで挑戦していけば、
レベルを少しずつ上げる道が開けると思います。

 

付け加えるとすれば、このスコア帯は、
勉強の結果がスコアになかなか反映されません。

 

スコアが上がらないからといって、
勉強法はむやみに変えない方が良いと思います。
気長にコツコツやりましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは。

 

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※)

TOEICでは採点時にどんなことをしているかさらに興味がある方は、

以下のリンク先を読んでみると良いかと思います。

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