TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

Part4の難しさを分析して、分解してみる(2) ~ Part4の勉強の仕方について


みなさんこんにちは、グレイターです。

 

今日も引き続き、TOEIC L&Rのリスニングの、Part4について書きます。
前回の投稿は何故難しいのかと言うところを説明したので、
今日は、

 

じゃ、どう勉強したら良いの ?

 

そこについて書いて行きます。

 

<Contents>---
■対策は?
■ (1)TOEICの公式問題集でPart4の問題を解く
■ (2) (1)で解いた問題で、スクリプトを英文読解する
■ (3)「繰り返し音読する」
■ (4)「オーバーラッピングやシャドウイングで、

  音を自分の脳にすり込む」
■学習のポイント
■最後に
------------

 

■対策は ?
前の投稿で複数の要素を書きましたが、
Part4は、やっぱり難しい訳です。

と言う訳で、じゃどうやって勉強すれば良いの?と言う話ですが、
以下の様な手順が良いかと思います。

 

(1) TOEICの公式問題集でPart4の問題を解く
(2) (1)で解いた問題で、スクリプトを英文読解する
(3) 繰り返し音読する
(4) オーバーラッピングやシャドウイングで、音を自分の脳にすり込む

 

以下、1つづつ順に説明します。

 

■ (1)TOEICの公式問題集でPart4の問題を解く
別にTOEICの公式問題集である必要はありません。
ご自身の使用されている教材でもOKです。

 

ただし、TOEICで高得点を目指すのであれば、
公式問題集の方がおススメです。
理由は、ナレーターが実際のテストの吹き込みをしている人と同じなので、
試験対策として効率が良いからです。

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6

 
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

 


■ (2)「スクリプトを英文読解する」
特に音声を聞いてもいまいち意味が解らなかった、
問題を解いて答え合わせをしたら回答が間違っていた等の場合、

 

 

スクリプトをゆっくり読んでもさっと文意を理解出来ないなら、
Reading力の方が足りていません。
なので、まずはスクリプトを使って、
英文読解に取り組みましょう。

 

ゆっくり読んで理解出来ないものは、リスニングでも理解出来ない。
だから、まずはゆっくり読んで理解するところから始めましょう。


と言う事です。


■ (3)「繰り返し音読する」
(1)で意味をきちんと理解した英文を使って、
繰り返し音読しましょう。
(音読の回数等については、以前の投稿を参考にしてください)

 

最初のうちは、
英語を頭の中で日本語訳しながら読んでも良いのですが、
何回か繰り返すうちに、頭の中にイメージ(情景)が出来ると思うので、
それが出来たら、いちいち日本語に訳さないで、
イメージを逐次頭の中に描きながら、音読しましょう。

 

単語の発音がよく分からないなら、
問題の音声を2・3回聞いて、
分からない単語の発音を確認してから、真似してみましょう。

 

最初のうちは、単語の発音が分からないとか、
日本語訳が分からないとかで、つまづきながらですが、

 

リスニング → 音読の繰り返しの回数を重ねるごとに、
単語の発音も分からないところが消えて来ますし、


問題の情景がイメージ出来てしまえば、
いちいち日本語訳する必要もないので、
1回音読するのにかかる時間も短くなって来ます


■ (4)「オーバーラッピングやシャドウイングで、
 音を自分の脳にすり込む」
TOEICの対策と言う点では、
ナレーターの音を自分の脳にすり込んでしまうのが大事なので、

 

音声を聞く → リピーティングする(英語音声なしで音読する)


音声を聞きながらオーバーラッピングする
(英語の音に自分の声を重ねる。

音がずれる箇所・スムーズに言えない箇所は、

繰り返し練習して修正する。
音がずれたところの修正作業をする内で、
だんだん発音が英語らしくなって来ます)


音声を聞きながらシャドーイングする
(かなり負荷が高いので、余裕があればでもOKです)

 

と言う様に、リピーティング・オーバーラッピング・シャドーイングを併用しながら、
自分の発音が、音源の音声とそっくりに発音出来る様になったら、完成です。

 

なお、ステップ(3)と(4)は2つに分けて書きましたが、
実際には繰り返し音読する、「音読」と言うのが、
リピーティング・オーバーラッピング・シャドーイングの事と考えて下さい。


どこからやるか・どこまでやるかは自分次第ですが、
オーバーラッピングまでは必ずやった方が良いです。

 

■ 学習のポイント
(1) 自分の発音を英語と同じにする。
(単語の発音から読み上げるスピードまで)
(2) 結果的に、英文と内容を覚える位まで音読する。
(イメージがあれば、日本語訳は必要ありません)

 

(1)は、各国のナレーターの発音を自分にすり込むためです。
言ってみれば、リピーティング・オーバーラッピング・シャドーイングを通して、
ナレーターの音を、完全にまねる訳です。
この過程で、米英加豪の特徴が体に染みついて来ます。
(参考までに、TOEICの公式問題集のスクリプトには、
ナレーターがどの国の人か、国旗マークで記載されています)

 

(2)は、文字面を覚える事・丸暗記する事が重要なのではありません。
口と耳と脳が、結果的に英語を覚える事が重要と言う事です。

 

TOEIC L&Rは、特にリスニングセクションは、
似たような文章が繰り返し出題されます。
特に語彙的には、リーディングセクションと比較して、
毎回同じ様な単語ばかりを使って問題が出題されるので、
一度覚えてしまえば、単語・表現等いろいろなレベルで楽になります。

 

ですので、音読をするなら、
Part4の文章を素材に使うのがいちばん効率が良い訳です。

 

■ 最後に
 上記(1)~(4)の4ステップに分けて書きましたが、
 この勉強は、1つの問題にかなり手間と時間がかかります。

 ただ、特にリスニングのPart4の勉強をする人は、
 Part1~3まではすでにかなり出来る人も多いと思いますので、
 少々大変ですが、やってみて下さい。

 

 逆に、Part4で勉強するのが大変なら、
 同じことを、Part3の問題を教材にしてやってみても良いかと思います。
 問題の文章が簡単な分、若干勉強しやすいと思います。 

 

※補足
 Part4は難しいと書きましたが、
 リスニングの他のPartと比べれば、と言う意味です。
 出来る様になってしまえば、大したことはありませんし、
 会話レベルとしても、日常的かと思います。

 ただ、大学受験の延長線上で、
 リーディング主体で勉強して来た多くの日本人にとっては、
 最初から簡単、と言う訳でもないです。

 そう言う意味で、難しいと書きました。

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。

 

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