TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

近況報告 / 第255回TOEICの結果が返って来ました

みなさんこんにちは。グレイターです。

 

寒くなって来ましたが、皆さんお元気ですか?

 

僕は、10月と11月にTOEICを1回ずつと、その他技術系の資格の試験を1つ(無線の試験)受けたのですが、
その途中でめずらしく体調を崩し、ここ1か月以上はかなり悲惨な感じでした。
ここ数日暖かかったので、やっと少し落ち着いて来たところです。

 

とにかく咳が止まらないので、毎日疲れて疲れてしょうがない。
でも、熱はないし、味覚も正常なので、幸い新型コロナではないと思います。


今週は本格的に寒くなって来るそうなので、

みなさんも防寒にはお気を付けくださいませ。

 

<Contents>---
■ 第255回 TOEIC L&Rの結果が返って来ました
■ 最近のTOEICの易化傾向について
■ 次回の投稿は
-------------

 

■ 第255回 TOEIC L&Rの結果が返って来ました

昨年の12月以来、試験が中止になったり抽選にはずれたりで、ずっと間があいてしまったのですが、

10か月ぶりに受験した、10月25日午後実施の、第255回TOEIC L&Rの結果が返って来ました。

 

<結果>
910
(リスニング 465/

リーディング 445)

 

今までの最高点が915点なので、ほぼ現状維持な感じでした。
ただ、リスニングが満点取れていれば、940にのったんだけどな。

(そんなに上手くは行かないよ…笑)

 

いつもの事なんですが、
リスニングが良い時はリーディングが悪く
リーディングが良い時はリスニングが悪い


結局、毎度記録更新出来ず
なんかモヤモヤします…苦笑。

 

■ 最近のTOEICの易化傾向について
10月はTOEICが2日、それぞれ午前午後を含め、
合計4回分の設定がありました。
一方、11月のTOEICは、11月15日の2回だけ。

 

10月の試験は、満点を何回も取っている先生方も含め、
どの回もやさしかったと言う感想が多く
このままこの傾向が続くのか ?と思っていましたが、

 

11月は一転して、超難化。
特にリーディングの方の難化が顕著で、
Part5から「何これ?」みたいな難問が多く、
Part7も、いつもよりほぼ10問、多く解き残してしまいました。
まわりの声も、総じて難しかったと。

 

もっともTOEICは、
問題が難しい方が良い点が出る事が多いと言う話もあり、

( ↑ 平均点が下がるからだと思います


どんな悲惨な結果が返って来るのか?
あるいは、どんな意外な結果が返って来るのか?
少々興味深くもあります。

 

■ 次回の投稿は
最近のTOEICの受験会場について気になる事もあったので、
次回は、そのあたりを少々書いてみたいと思います。

 

それから、前回まで投稿していた音声変化についても、
時間を見つけて、少しずつ書いていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。

 

 

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音声変化2 同化 (Assimilation) ~ 変わる音 you

 

みなさんこんにちは。グレイターです。

今日は、音声変化の2つめ、同化についてお話しします。

 

前回は音声変化の「連結」について学習しました。
「連結」は、いわば「つながる音」でした。

 

今回扱うのは、音声変化の「同化」です。
「同化」はいわば、「変わる音」です。

 

<Contents>---
■ 音声変化(同化)って何 ?
■ 具体例をもう少し
■ youの聞き取りは難しい
■ 実際の音声で確認する
-------------

 

■ 音声変化(同化)って何 ?
突然ですが、英語で「ワナ」って言われたら、意味わかりますか?
日本語の「」ではありません。英語の「ワナ」です。

 


……


………

 

正解は、

want to (ワナ) (~したい) です。

 

例えば、

I want to go.  (行きたい)

は、

アイ ワァント トゥ ゴウ

ではなく、

アイ ワナ ゴウ

と発音されます。

want toを「ワァント トゥ」と2音で発音するのではなく、
音が変わって、「ワナ」と1音で発音します。

 

もう1つ別の例を。

サンキュー

と言われました。

その音を英語でつづってください。

 


……


………

 

では、正解です。

Thank you. ですね。


まぁまぁ、簡単すぎるなんで言わないでくださいな…汗。


この英語、「サンク ユー」なんて読む日本人はいないでしょう。

2音がくっついた上に、
「クユー」が「キュー」に、音が変わっています。

 

2つ例を上げましたが、これらが音声変化の「同化」の例です。

 

同化とは、

 

前後の単語が特定のならびの時に、
音がちがう音に変化する事

 

あるいは、

 

隣接する音に影響を受けて、ちがう音に変化する事

 

を言います。

 

上記の2例は簡単でしたが、

一般的には、ちがう音に変化してしまうため、その聞き取りも難しかったりする訳ですね。

 

■ 具体例をもう少し
左側がつづり、右側が発音です。

 

・ going to  →  発音 gonna (ゴナ)

・ got to  →  発音 gotta (ガタ)

・ have to  →  発音 hafta (ハフタ)

・ has to  →  発音 hasta (ハスタ)

 

これらも同化の一例です。

これらの場合は、特に後ろの " to " の周辺の音が変わってしまう訳です。

 

■ youの聞き取りは難しい

さて以前、

youの聞き取りは意外と難しい

と言うお話を、さらっと書きました。
それについても、具体例を見てみましょうか ?

 

サンキューの例もそうですが、

youは同化でかなり音が変化します。

 

get you  →  ゲッチュー

 

日本でも、とある芸人さんが、
ゲッチュー、ゲッチュー

と持ちネタにしていたので、
あまり抵抗が無いかもしれませんが、

 

ネィティブも「ゲット ユー」なんて2音では発音しません。
ゲッチュー」と、音が変わる上に、1音で発音されます。

(トユー  →  チュー)

 

文頭などで良く現れる、以下の4つでも同じです。

 

・ do you  →  ドゥヤ

・ did you  →  ディジュー、ディジャ

・ Would you  →  ウッジュー、ウッジャ

・ Could you  →  クッジュー、クッジャ

 

カタカナで書くとめちゃくちゃあやしいのですが、
ネィティブの人たちは、youと言う単語を、必ずしも「ユー」と長くは発音せずに、しばしば「ユ」とか「ヤ」くらいに 短く 発音します。

 

そう言われてみれば、それぞれの発音が後ろのカタカナの様になるのも、
意外と抵抗が無いのではないかと思います。

 

前後2つの単語の音がつながってしまうと、
did youディジュディジャ に、
Would youウッジューウッジャ に、
音が変化してしまう訳です。
これらもまた、同化の例です。

 

※ 表記上は「ャ」と書いていますが、
youの実際の発音は、
「ユ」と「ヤ」の中間か、
どっちともつかない音、くらいかもしれません。

 

■ 実際の音声で確認する

このブログでは音までは出せませんが、
お手持ちの公式問題集や
リスニング教材等の音声で、
ネィティブの発音を聞いてみて下さい。
上記の説明がより納得出来ると思いますよ。

 

同化は、特に you が出て来た時に顕著に起こります。
音声を聞いていて、つづりが落ち着かない・分からないなと感じたときは、
音と表記(つづり)の差を、都度スクリプトで確認してみて下さい。
( 特に you のまわり )

 

種類が山ほどある訳ではないので、
だんだん、リスニングの不安な箇所が軽減されていくはずです。

 

ちなみに、TOEICの場合では、

Part2のセンテンスが you を含む疑問文の場合、しばしばこの同化が起こるので、

この同化をクリアすれば、Part2も苦手意識が減ると思います。

(英文のはじまりの音は、ただでさえ聞き取りが難しいので)


最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。

 

 

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音声変化1 連結 (リンキング) ~ リスニングが苦手な人へ


みなさんこんにちは。グレイターです。
今日も英語の発音のお話の続きを。


今日から、「音声変化」を1つずつ見て行きます。
今日は、音声変化の「連結」(リンキング)について。

 

<Contents>---
■ 音声変化1 - 連結
■ 具体例をもう少し
■ 機能語は連結しやすい
■ 以前の例では
■ 最後に
-------------

 

■ 音声変化1 - 連結(Linking)
連結は、リンキングとか、リエゾンと呼ばれることもあります。

 

気付かないだけで、

日本人だったら知らないうちに、
誰でも知っているし、使っています。

英語で、

 

カモン。

 

聞いた事ありますよね。


これ、英語でつづると、どうなりますか ? 

 

 

……

 

………

 

カモン

→ 

come on

 

です。

 

テニスの試合でポイントを取ると、


「カモーン」


って、大声で選手が叫んでいるやつです。

 

これ、日本人であれ英語のネィティブであれ、

 

カム オン

 

って、2つの音に分けては発音しません


あくまで、

 

カモン

 

って、1音で発音します

 

音声変化の連結と言うのは、
前の単語の語尾の発音が子音で、
後ろの単語の最初の音が母音の場合、
前後の単語の音が、つながって発音される事を言います。

 

come onの場合、


comeの最後の音 → m
onの最初の音 → o(オ)


なので、連結した音は、

 

"m" + "o" → "mo"(モ)

 

となります。


だから、もともとは"カム オン"だったのが、

 

カモン

 

になる訳です。

 

ここで注意してほしいのは、

あれ、前の単語comeの最後、"e"だけど。
母音じゃないの ?

 

と言う疑問です。

 

連結が起こるのは、

前の単語の最後の"発音"が子音の場合です。
"表記"が子音の場合ではありません。

 

ちなみに英語では、単語の末尾の "e" は、
しばしば読まれない、発音されない事があります。
ちょっとした豆知識として覚えておいても良いかと思います。

 

■ 具体例をもう少し
連結の具体例を、もう少し見てみましょう。

 

(2) on a table
語末の子音+語頭の母音で、onとaがつながります。

子音n + 母音a→"na"(ナ)

なので、発音は、
"オン ア テェイボォ"
と3音ではなく、


"オナ テェイボォ"
と2音になります。

 

蛇足ですが、ここでも、
tableの最後のeは、発音されないeです。

 

(3) it is
語末の子音+語頭の母音で、

子音t + 母音i → "ti"(ティ)

なので、発音は、
"イット イズ"
と2音ではなく、


"イティズ"
とつながって、1音で発音されます。

 

(4) like it
子音k + 母音i → "ki"
ですので、発音は、
"ライク イット"
と2音ではなく、


"ライキット"
位に、1音で発音されます。


ここでも、likeの語末のeは発音されませんので、
likeの発音は母音ではなく、

子音(k)で終わっている事に注意してください。

 

(5) done it
子音n + 母音i → "ni"
ですので、発音は、
"ダン イット"ではなく、


"ダーニット"
位になります。


しつこいですが、doneの最後のeは、発音されないので、
doneの発音は子音(n)で終わっていることに注意。

 

(6) get out of
連結(リンキング)は前後の2単語の間だけではなく、
3単語の間でも起こります。

 

get out:子音t + 母音o(音はア)
out of:子音t + 母音o
で、
発音は"ゲット アウト オブ"の様に3音ではなく、

 

"ゲタウトブ"
位に、1音で発音されてしまいます。


■ 機能語は連結しやすい
さて、上記(1)~(6)まで、
6例ほど連結の例を見て来ましたが、
※(1)はcome onの例

 

ここで1つ気付いてほしい事があります。
連結してつながる、後ろの単語の方ですが、


come on (後ろの単語on)
on a (後ろの単語a)
it is (後ろの単語is)
like it (後ろの単語it)
done it (後ろの単語it)
get out of (後ろの単語outとof)

 

この様に、母音で始まる機能語
具体的には、前置詞on/冠詞a/be動詞is/代名詞it/前置詞ofは
直前の単語と連結を引き起こしやすいです。

 

これらの単語だけではなく、
他に、be動詞are/冠詞an/前置詞in・into・at・over・under等多くの機能語は連結を引き起こします

 

上記、みんな母音で始まっていますよね ?


結果、前後の単語で音がつながってしまって、
極端に聞き取りが難しくなる訳です。

 

下記4つの例では、連結する箇所を "_" (下線)で示しますが、

 

(7) This_is_an_apple.

 

(8) That_is_an_apple.

 

(9) It_is_on the table.

 

(10) It_is_in the box.

 

どの英文も、

英文の大半・または全部で、

単語の音がつながってしまうのが理解出来るかと思います。

 

■ 以前の例では

以前投稿したカタカナ英語の例を、
いくつか上げてみます。

 

ワドゥヤドゥーイン?
What_are you doing ?

 

ウッジャライキッ?
Would you like_it ?

 

ゲラウラヒア.
Get_out_of here.

 

イズィッヤーズ?
Is_it yours ?

 

ユーシュダダーニッ!
You should have done_it !

 

まだ音声変化をすべて勉強していないので、
全部は分かりませんが、

 

上記の例でも、
下線を引いた箇所で連結が起こっているのは理解出来ると思います。

 

他の音声変化も勉強すれば、
なぜ各文が、それぞれふってあるカタカナの様な読みになるのか、
だんだん分かる様になって行きますよ。

 

■ 最後に
さてさて、数回前の投稿で以下の様に書きましたが、

 

>そうそう、英語の発音って、
>自分の発音とちがって、何かウニャウニャ言っていて、
>良く聞き取れないんだよ。
>
>なんかさ、単語の切れ目が聞こえないんだよね…。

 

これだけが原因ではありませんが、
リスニングでは、音声変化のこの連結が起こると、
特に聞き取りが難しくなります。

 

単語間がつながってしまうので、
それに従って、
単語と単語の間の切れ目がなくなってしまうからです。

 

TOEICのリスニングが苦手な人は、
スクリプトで聞こえが悪かった部分に印をつけて、
その箇所を確認してみて下さい。
( → やり方の詳細は以前の投稿を参照)

 

多くの場合、
その箇所は何かしらの音声変化が起こっています。
特にこの連結の箇所が良く聞こえない事も多いんです。

 

と言う事で、今後ご自身の英語のレベルを上げるには、

 

スクリプトを見て、

どこが連結するか・リンキングが起こるか、
分かる事がまず必要

 

ですので、

 

音声とスクリプトを突き合わせながら、
「ここ、連結(リンキング)だな」
と言う箇所を、まず確認してみて下さい。

 

その上で、
発音も音源の音を真似て、練習してみて下さい
(→音読)

 

連結はほんとうに頻繁に起こる音声上の変化ですので、

サンプルはTOEICの公式問題集でも、
リスニングセクションの音声で簡単にたくさん見つかりますよ。

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。

 

 

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機能語と内容語と、音声変化 ~ さらりと読まれる語、変わる音

みなさんこんにちは。グレイターです。

 

では今日は、前回紹介した音声変化について、
続きを説明します、と言いたいのですが、

 

その前に、もう少し必要な概念を説明します。


このあたりは知らないといけない事が多いので、
ついてくるのもなかなか大変かもしれませんが、

 

繰り返し話を聞くうちに、
「ああ、その話ね」と慣れますので、

 

最初のうちは、「ふーん」位に読んでおくのでも大丈夫です。

 

<Contents>---
■ 内容語と機能語と、発音の強弱
■ 音声変化って何 ?
■ 音声変化の種類
■ 音声変化が出来る様になると
-------------

 

■ 内容語と機能語と、発音の強弱

大学受験を経験した人なら、

内容語とか機能語とか聞いたことがある方も多いでしょう。

 

品詞で言えば、

内容語は名詞・動詞・形容詞・副詞などです。

具体例で書けば、
名詞:Mike・Janeなどの人名やbox・appleなど、人・ものの名前
動詞:go・watchやhear等の-edや-ingが付いて形が変わる語
形容詞:beautiful・easy・clearなど
副詞:easily・clearlyなど
です。

 

機能語は、a・an・theなどの冠詞・
andやor・because・thatなどの接続詞・
that・who・whom・whichなどの関係代名詞・
I/my/me・He/his/him・She/her/her などの人称代名詞などです
be動詞や助動詞も機能語です。

 

※それぞれもっとたくさん種類はありますが、
 細かくなりすぎるのでこの程度にしておきます。

 

日本語は音に抑揚があまりなく、フラットに発音されますし、
ひらがな1音1音はほぼ等間隔に読まれますが(時間の長さと言う点で)

 

英語は単語レベルで音の大小に差が大きく、
内容語は大きく長くはっきりと、
比較して、機能語はさらりと、小さく短く発音されます。

 

結果として、

内容語の箇所は聞き取りやすく、
機能語の箇所は、

リスニングでも聞き取りづらくなります。

 

簡単な例で見てみましょうか ?

 

I went to Shibuya yesterday.
俺、昨日渋谷に行ったんだ。

 

"went"(動詞)・"Shibuya"(名詞)・"yesterday"(副詞)は内容語ですので、
はっきりと発音されますが、

 

"I"(人称代名詞)・"to"(前置詞)は機能語ですので、
そんなに強くは発音されない訳です。

 

日本語でも、

 

俺、昨日渋谷に行ったんだ。

 

の様に、「俺」や「に」の部分、ほとんど強調しませんよね。

場合によっては、

 

昨日渋谷行ったんだ。

 

みたいに、言わないでも分かるから、
「俺」や「に」を省略してしまう事も。

 

英語でも "I" や "to" のところはさらっと発音される訳ですが、
日本語よりも音はさらりと、それぞれ短く発音されます。

 

前々回の投稿で書きました、

 

"例えば、昔の僕の場合、
人称代名詞のour、him、前置詞のonなどが苦手でした。
その他、atなどいろいろな前置詞が、
何度聞いても聞こえない事もありました。
意外かもしれませんが、youも難しいです。
スクリプト上、単語はすべて知っている筈なのに、聞こえないんです。"

 

は、すべて機能語な訳で、
このあたりの単語は、どれもあまりはっきりと発音されないので、どれも聞き取りが難しい訳です。

 

さて、内容語と機能語と言うくくりで、
機能語の聞き取りが難しくなるところもあるのですが、

 

機能語に次に説明する音声変化が加わると、
さらに聞き取りが難しくなります

 

■ 音声変化って何 ?
僕自身は10年以上前に、バイリンガルの先生から教わりました。
一般にはあまり知られていない話なのですが、
ずっと以前からあるんです。

英語系の大学や大学院で勉強をすると、

あたり前の様に出て来る様ですが、

中学や高校、大学のその他の学部では勉強しないと思います。

 

ただ、教えている人や本によって呼び方がまちまちで、
音声変化と呼んでいたり、
リンキングリエゾンリダクションなどと呼んでいたり、
あるいは日本語で連結脱落弱形などと呼んでいたり、
世の中では名称が本当にばらばらです。
それもあまり普及していない原因のひとつかも。

 

皆さんも、上記のどれか一つぐらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

 

前回のお話の続きになりますが、
英語は、単語の発音が完璧なら、
ネィティブの様にきれいに発音出来る訳ではありません

 

発音の中で、1つ1つの単語の発音が、

通常の音から変わる事があります。
しかも、かなりしばしば変わります。
それは例えば、

前の単語とつながったり、
単語の一部分の音が落ちたり消えたり、

変わってしまったり。
それらを全部まとめて、音声変化と呼んでいます。

 

前回投稿した様に、発音記号通りに1つ1つ単語を読むと、
英文レベルでは、一部が発音しづらかったするので、
発音しやすい様に、文の一部で音が変わったりする訳です。

 

大事なところは、この音声変化と言うのは、
話者が自由・勝手に音を変えて良いのではなく、
起こり方に、一定のルールやパターンがあります。

 

だから、そのルールやパターンを覚えて、
自分で出来る様になってしまえば、
リスニングやスピーキングが非常に楽になる訳です。
聞きとりも楽になりますし、
話すのも音がスムーズに出せる様になり、
よりネィティブっぽい音が出せる様になります。

 

■ 音声変化の種類
さてこの音声変化、
全部でだいたい6種類と言われていますが、
これもまた、4種類や5種類と数えている本もあり、
本によりまちまち。

 

全部書きだすと、以下の6種類です。
今日は簡単に概要だけ書いておきます。

 

短縮(Contraction) I'm/You're/He'sなど
連結(Linking)   前後の単語の音がつながる
同化(Assimilation) 前の単語に影響を受けて、音が変わる。youで顕著。
脱落(Elision)    音が落ちたり聞き取りにくくなる
弱形(Weak Form) 2つ読み方がある単語の、弱い方の読み方。冠詞や前置詞で顕著。
ラ行化(Flap T)  tやdがラ行の音に変わる

 

この中で、
短縮は、
I amがI'mになったり、
She isがShe'sになったり、
文字通り短くなる事で、
あまり難しくないので数えていなかったり、

 

ラ行化は、
一部地域、具体的にはアメリカ以外では、
あまり顕著に起こらないので、
紹介されなかったりします。


だから6種類ではなく、4種類・5種類だったりもする訳ですね。
本によっては音声変化の中で、
弱形のみに焦点をあてて書いている本もあります。

 

さて、具体例を紹介します、と行きたいのですが、
長くなってしまうので、それはまた次回以降に。

 

■ 音声変化が出来る様になると
人によっては、音声変化が出来る様になり、
発音が楽になったら、
英語の勉強が楽しくて楽しくてしょうがなくなってしまうかも…笑。

 

以前どこかの投稿でふれたのですが、
英語の勉強はカラオケみたいなものと書きました。
また、英語が得意な人は、
洋画や洋楽が好きな人が多いとも書きました。

 

それらの人は、
映画や洋楽を、字幕や歌詞を見ながら聞いたり、歌ったりしているうちに、
細かく教わらなくても、
この音声変化を知らないうちに出来る様になってしまう訳ですね。

 

 

そう言う訳で、この山を越えれば、
リスニングもスピーキングもレベルが格段に上がるので、
是非頑張って継続して勉強してみて下さい。

 


最後までお読みいただき、有り難うございました。
それでは。

 

 

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日本語と英語の発音のちがい ~ なぜカタカナ英語はダメと言われるのか ?

皆さんこんにちは。グレイターです。

 

今日は、カタカナ英語の話を出したついでに、
日本語と英語の音のちがいについて書いてみます。

 

「カタカナ英語はダメ」と良く言われますが、
最近は逆に、英語の発音をカタカナで表記した本も増えています。
それでは、

なぜカタカナ英語はダメなのか ?

どうすればカタカナ英語は使えるのか ?
と言う事を解説します。

 

えっ、知らない。どうして?と言う方は、
読んでみて下さい。

 

<Contents>---
■ 母音と子音
■ 日本語の50音とその音
■ 日本語と英語の発音のちがい
■ 余談…
-------------

 

■ 母音と子音
母音は、a・i・u・e・o、

日本語で言う「あ・い・う・え・お」の事です。
子音はそれ以外の音の事です。


子音の例をあげると、
k・g・t・d・p・b・f・v・s・z・m・nなど、

たくさんあります。

 

英語は母音の読み方の種類が多く、
発音の種類は5種類よりもずっと多いのですが、

(例えば、a にはいろいろな読み方があります)

 

表記上は、a・i・u・e・oの5つが母音です。

 

■ 日本語の50音とその音
日本語の50音とは、

 

あいうえお
かきくけこ
さしすせそ

 

の50個の平仮名(カタカナ)の事です。

日本語の音、つまり、

これらの音の特徴について説明します。

 

ローマ字だと分かりやすいので、
例えば、あ行・か行・な行で説明しましょうか?

 

あいうえお (a  i  u  e  o)
かきくけこ (ka  ki  ku  ke  ko)
なにぬねの (na  ni  nu  ne  no)

 

あ行の音は、母音そのものです。

 

か行を見ると、
例えば「か」の音は、


ka=k+a 子音kの音+母音aの音


子音+母音で、音が出来ています。

 

それ以降も全部同じです。
ki=k+i 子音kの音+母音iの音
ku=k+u 子音kの音+母音uの音
ke=k+e 子音kの音+母音eの音
ko=k+o 子音kの音+母音oの音

 

な行も同じですね。

na=n+a 子音の音+母音の音
ni=n+i 子音の音+母音の音
nu=n+u 子音の音+母音の音
ne=n+e 子音の音+母音の音
no=n+o 子音の音+母音の音

 

つまり、あ行(あいうえお)以外の行の文字は、
すべての音が子音+母音で出来ています。
(「ん」だけ例外)

 

日本語は、この50音が発音の単位になっていますので、
あ行の5文字と「ん」を除けば、

すべての音が、子音+母音で出来ています。

 

■ 日本語と英語の発音のちがい

このため、日本語では単語を読むときも、
母音の箇所を除けば、
必ず子音+母音の繰り返しで、
単語の音が形成されます。

 

<例>
英語(eigo/えいご)

※「ご」が子音+母音

 

法則(housoku/ほうそく)

※「う」以外が子音+母音の繰り返し

 

予報(yohou/よほう)

※「う」以外が子音+母音の繰り返し

 

企画(kikaku/きかく)

※全部子音+母音の繰り返し

 

合格(goukaku/ごうかく)

※「う」以外が子音+母音の繰り返し
※()内は日本語の読みのローマ字及びひらがな表記です。

 

一方、英語では、
必ずしも子音と母音の繰り返しでは音が出来ておらず、
子音単独で音が出て来る事が多いので、

 

日本語と英語の音声には、
ほとんどの場合において、
差が生じてしまいます。

 

<例>
apple
日本語だと→アップル
英語だと→アポォ


orange
日本語だと→オレンジ
英語だと→オーリンジ


sample
日本語だと→サンプル
英語だと→サンポォ

 

こんな感じですかね。

 

上記の様な理由があるので、
カタカナ表記のカタカナ英語を日本人が読むと、
音が子音+母音の繰り返しになってしまうので、

 

英語とちがう音、
ぜんぜん英語らしくない音になってしまう訳です。

 

言い方を変えると、英語を話している人たちが聞くと、

日本人が英語を話すと、

何故かいらない母音がたくさん聞こえてくる訳ですね。

 

逆に言えば、

 

カタカナ英語でも、
子音+母音の母音の部分を消してしまう、
カタカナを読むときに、

1文字1文字、文字毎に母音を入れる癖(くせ)さえ無くすことが出来れば、
カタカナ英語でも、英語っぽい音になるし、

十分発音の勉強に役に立つ訳です。

 

■ 余談…
このブログでは、
英語の発音記号を表記出来ないので、
(発音記号の文字がない)
全部読みは、カタカナ表記になりそうです。

 

アポォ・オーリンジ・サンポォ


等を読むと、

ああだいたいそんな感じかな、
意外とカタカタ英語も、
現実の音の雰囲気は出るのかな

と感じて頂ければ幸いです。
(ちなみに、小さい「ォ」は、ここでは"l"(エル)の音を表しています)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは。

 

 

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発音記号通りに読めば、ネイティブの音になる訳ではない

みなさんこんにちは。グレイターです。
今日もまた発音のお話の続きを。

 

今日は、2つほど僕の昔話をします。
その話がいろいろと考えさせてくれるところがありますので、
書かせていただきます。

 

<Contents>---
■ 昔話1 発音は完璧なはずだった
■ 昔話2 カタカナ英語も意外とバカにならない
■ 発音記号通りに読めば、ネイティブの音になる訳ではない

■ 結局、日本人英語って、何だったのか ?
-------------

 

■ 昔話1 発音は完璧なはずだった
以前僕がオーストラリアに留学していたときの話です。
僕はある日、オーストラリアの女性の先生から、英語の発音をほめられました。

 

中学高校の頃から、日本人ぽい英語の発音になりたくない僕は、
1つ1つの単語を、発音記号通りに正確に発音出来る様、
ずっと練習して来ました。


そのおかげで、日本では英語の先生方には、
例外なく発音がきれいだとほめられました。

 

「俺の発音はオーストラリアでもほめられるのか」


ほめられてちょっとうれしくなった僕は、内心「にひひ」と思いました…(^^;。

話がここまでだったら、


「つまんねー」(笑

 

と言われて終わりですが、
この話には続きがあります。

 

「ホント良い発音。きれいな日本人英語(^^」

 

… !!!???

 

「Japanese English???」

 

先生はニコニコしながらほめています。
まったく悪気も無さそうだし、本人はただほめているだけなんでしょうが、
一言引っかかる言葉が…。

 

「Japanese English???」


「発音記号通りで完璧なはずなのに、

何故日本人って分かるの?」

 

先生はほめたつもりだったんでしょうが、
僕的には、むしろガッカリしてしまいました。

 

「俺の英語の発音、どこがちがうんだろう…???」

 

結局その時には、何故日本人英語と言われたのか、
謎だけが残りました。

 

■ 昔話2 カタカナ英語も意外とバカにならない
別の話です。


20年以上前、僕が大学生の頃、
とある英会話スクールの本を1冊買って来ました。
とても有名な、今でも経営している大手のスクールです。

 

なんでも、

この通り覚えればリスニングは絶対だ

と言うのですが、
その本には、以下の様にあやしいカタカナで英語の読み方が書かれていました。


いくつかそのまま書き出してみますが、
これらを見て、皆さんはどう思いますか?

 

ワドゥヤドゥーイン?
What are you doing?

 

ギミダッ!
Give me that!

 

ウッジャライキッ?
Would you like it?

 

ゲラウラヒア.
Get out of here.

 

イズィッヤーズ?
Is it yours?

 

ユーシュダダーニッ!
You should have done it!

 

ワッツァマーラ?
What's the matter?

 

いかがでしょうか?


20年前、まだ勉強不足だった僕は、

 

「あやしい本だなぁ」

 

そう思って、ほとんど読みもせずに、
この本を本棚の奥にしまってしまいました。

 

■ 発音記号通りに読めば、ネイティブの音になる訳ではない
皆さんはカタカナの読み、どう思いましたか?

 

僕には当時その価値も分からず、
一度はお蔵入りとなってしまいましたが、

 

数年前に本棚の奥にあったその本を偶然開いて、
「すげー!!!!!!」

と思いました。

 

今になって振り返ってみると、
当時、最高の参考書を手に入れていたのに、
良く読みもしないでしまってしまうなんて、
なんてもったいない事をしたのか、と思います。


カタカナ通りに読んでも、

正確にネィティブの発音にはなりそうもありませんが、
それにかなり近いレベルで、カタカナで読みがふってありました。

 

筆者の方々も、カタカナでいかにネィティブの発音に近づけるか、
読みやすさと音の正確さの間で、いろいろ苦労して書いたのかもしれません。

 

何本かの英文で見てみましょうか?

 

(1)
ワドゥヤドゥーイン?
What are you doing?

 

英語の発音記号通りに読みを、カタカナで書くと、

ホワット アー ユー ドゥーイング?

になりそうですが、
そう言われると、なんかネィティブはそんな発音していないんだよね…と、
英語のリスニングの勉強して、悩んだ人もいらっしゃるかと思います。

 

そうそう、英語の発音って、
自分の発音とちがって、何かウニャウニャ言っていて、
良く聞き取れないんだよ。


なんかさ、単語の切れ目が聞こえないんだよね…。

 

ドゥーイングって日本では言うけど、
実際のところ、最後の「グ」って音、
いつもほとんど聞こえないんだよね…。
いつもドゥーインまでしか聞こえないんだけど。

 

(2)
ウッジャライキッ?
Would you like it?

 

英語の発音記号通りに読みを、カタカナで書くと、

ウッド ユー ライク イット?

 

いやいやそうなんだけど、
実際にネィティブの発音聞くと、
Would youってほとんど発音切れないし、
カタカナだと、ウジューぐらいだろ。

 

like itも、どちらかと言うと、
2つの単語に聞こえないで、
つながって聞こえるんだよな。
最後の it の t の音は、微妙に聞き取りづらいし。

 

なにより、
発音記号通りに英文を読むと、
なんかスムーズに発音出来ないんだよな。
そんな事を勉強している時に感じた事がある人も多いはず。

 

(3)
ゲラウラヒア.
Get out of here.

 

映画なんかで良く出て来そうな、
「こっから出てけ」
と言う表現ですが、


もし英語でセリフを聞いた事がある人は、

速すぎて何言っているか分からない。
字幕見て、ああそう言ったの?ぐらいにしかわからない。

 

発音記号通りだと、
ゲット アウト オブ ヒアー
なのに、

実際のところ、ぜんぜんそんな風に聞こえないよ。

 

ついでに言えば、
Get out
「出てけ」
は、カタカナで書けば、
ゲット アウト
ではなく、
ゲラウッ
ぐらいかもしれません。

 

3つ説明してみましたが、いかがでしょうか?

 

英語を良く勉強した方ほど、

発音記号通りに読んでも、ネィティブの音と何かちがう

と感じた事があるでしょうでしょう。

 

そしてその感覚はまさに正しく、

発音記号通りに読めば、必ずしもネイティブの音になる訳ではない

のです。

 

では、何がちがうのか?


英語は、特定の箇所で、音が変わるそうです。
「音声変化」と呼ばれています。

 

・ どこで変わるか?
・ どの様に音が変わるのか?

 

その説明はかなり時間がかかるので、また次回に。

 

■ 結局、日本人英語って、何だったのか ?
さて、話は戻って、僕の発音記号通りの英語は、
何故日本人英語と言われたのか?

 

結局、その先生に聞いてみると言う発想が無かったので、
質問もせずに謎のまま日本に帰って来てしまったのですが、

 

その先生、オーストラリアの大学院で教える前は、
日本の東京の鉄道会社で英語を教えていたそうなので、
日本人の英語のくせは熟知していただろうから、

 

単語レベルの発音は完璧でも、
きっと単語と単語の間に必ず隙間が空くぶつ切り英語だったり、

 

冠詞や前置詞などの機能語の音を、
はっきり発音し過ぎるなど、


いたるところに日本人っぽさが残っていたのかな。
そんなところなのかと思っています。


このあたりも、詳しくは、次回以降に書こうかと思います。

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それではまた。

 

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聞こえない音の傾向をつかむ ~ dictationが面倒くさい人向け

 

みなさんこんにちは。グレイターです。

 

今日も、リスニングのレベルを上げるヒントを1つ書きます。
ディクテーションと言うトレーニングについて、
及び、英語のリスニングにおける、自分が聞こえない音の傾向性についてです。

 

<Contents>---
■ ディクテーションって何 ?
■ 作業の手順
■ 丸印で囲む理由
■ Part2の勉強に最適です
---------------

 

■ ディクテーションって何 ?
ご存知の方も多いと思いますが、ディクテーションは、
リスニングで聞こえて来る音声を1単語1単語、紙に書き出すのを、
1文や1文章が最後まで終わるまで行うトレーニンです。
1文だったら、文頭の単語から文末の音、ピリオドまでですね。

 

このディクテーションをやってみると、
文中の多くの箇所で、かなり音が聞こえていない事や、
単語の音は聞こえても、そのつづりが分からなくて、紙に書き出せない事など、
いろいろな点で、自分の弱点をあぶり出すのに役に立ちます。

何となく聞くだけだと意識しない弱点が、紙に書いてみると露呈する訳です。

 

また、音の聞こえが悪い箇所を、
文法的に推測して、音声や単語を限定・特定する練習にもなるので、
文法的にも強くなります
(リスナーの文法レベルがリスニングのレベルにも関係があるのは、
特筆すべき点かもしれません)

 

と言う事で、いろいろな効果のあるトレーニングなのですが、
正直、あまり率先してやらないかもしれません。

 

聞こえない音が多すぎて、ディクテーションにならない
単語のスペルがたくさん分からないから、書き出すのが大変
紙と鉛筆やシャーペンを準備して、机に向かってでないと出来ないから、面倒…

 

などの理由からです。

 

と言う事で、大した話では無いのですが、
僕が勉強していた頃やっていた、
もう少し簡単な、代わりの方法を紹介します。

 

■ 作業の手順
ざっくり説明すると、
問題文の音声だけを何回も聞いて、
何回やってもどうしてもわからない箇所だけ、
スクリプトを開いて該当箇所を鉛筆かシャーペンで丸で囲んで、

スクリプトに印をつけます

 

手順を細かく書くと、以下の様になります。

 

(1)公式問題集でも、市販のTOEICの問題集でも良いので、
リスニング音声と、その問題のスクリプト(英文原稿)、
それから、鉛筆かシャーペンを用意する。

 

(2)スクリプト無しで1・2回音声をリスニングして、

文章のだいたいの意味をつかむ。
使う問題は、TOEICのPart2・3・4どれかが良いですが、
音源とスクリプトがあるなら、Part6や7でも構わないです。

 

(3)その後、繰り返しリスニングをして、
英文中の単語を、be動詞や冠詞・接続詞・前置詞まで含め、
出来る限り全部聞き取る。

(ディクテーションの様に、聞こえた音を紙に書き出す作業はしません)

 

(4)どうしても聞こえない箇所は、
その箇所だけ繰り返し聞いて、
何と言っているのか確認する。

 

(5)それでも聞こえない箇所は、
スクリプトを開いて、該当箇所を鉛筆かシャーペンで丸で囲む。
(スクリプトで聞こえなかった語を確認する事だけが重要ではなく、
印をつけて記録を残す事も重要です)

 

(6)この作業を問題5問~10問位、
出来れば模試1回分や参考書1冊分繰り返す。

(問題数はもう少し少なくてもかまいませんが、

問題数が多い方が自分の癖は分かりやすいです)

 

(7)上記の作業が終わったら、
スクリプト上で丸印がついているところをざっと見て、
自分の聞こえない音に傾向(癖)が無いかを確認する


全体を通して聞くのは3~5回、
音が聞こえないところは、追加で5回位聞くことになると思います。
この回数、それだけ聞くと大変そうですが、
実際には、1問1問の音声自体があまり長さが無いので、

そんなに時間はかかりません

 

■ 丸印で囲む理由
さて、何故聞こえなかったところに、
スクリプト上で丸印をつけるのかと言うと、
自分が聞こえない音の傾向を掴むためです。

 

丸で囲んだところを後で振り返ってみて、
単語レベルで名詞や動詞にたくさん丸印がついているなら、
まだまだ語彙力・単語力不足です。
知らない単語は聞こえない…ので、
単語力を強化して、聞こえる音を増やす必要があります。

 

ただし、かなりレベルが高い人でも起こるのですが、
スクリプトを確認すると単語は全部知っているはずなのに、
何箇所か音がどうしても聞こえないことがあります。

 

例えば、昔の僕の場合、
人称代名詞のourhim、前置詞のonなどが苦手でした。
その他、atなどいろいろな前置詞が、
何度聞いても聞こえない事もありました。
意外かもしれませんが、youも難しいです。
スクリプト上、単語はすべて知っている筈なのに、聞こえないんです。

 

これは技術的な理由があり、日本人なら誰にでも起こる、良くある話です。
こんな音が聞こえないなんて、
自分、バカなんじゃない ? なんて思うかもしれませんが、
やってみると、意外と聞こえないんですよ。

 

話の根がかなり深いので、
詳細な理由は次回以降書きますが、

 

こんな作業をすると、
ディクテーションの半分位の手間で、
リスニングの自分の癖、
自分が聞こえない音の傾向を確認出来ます。

 

自分に聞こえない音があるかどうか、
ある場合には、その傾向を探してみて下さい

 

リスニングで400点ぐらい取れる人でも、
人によっては、やってみると意外とたくさんボロが出るので、
リスニングでスコアが伸び悩んでいる人にもお薦めします

 

お伝えしたい事は、英語の音が聞こえないと言う場合には、
多くの場合、聞こえない、モードの様な、
傾向が存在すると言う事です。

 

毎回技術的に同じ理由で、
同じ様な単語を聞こえなくて、
TOEICでスコアが取れなかったり、
実際の会話でコミュニケーションが取れないのは、
残念ですよね。

 

■ Part2の勉強に最適です

余談ですが、
TOEICではPart1を除くと、
Part2がいちばんセンテンスの長さが短いので、
その分、1単語音が聞こえなかったときのインパクトは大きいです。

 

なので、Part2が苦手な人は、是非この作業をやってみて下さい
スコアを上げるきっかけがつかめると思いますよ。

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それではまた。

 

 

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