TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

有意義な暇つぶしの方法 ~YouTubeを最大限活用するために

みなさん、こんにちは。グレーターです。

 

今日は少々、いつもの英語ネタから離れて、

有意義な暇つぶしの方法

について、ネタを書いてみます。

 

昨日のことですが、僕の友人、と言うか、20歳ほど離れたテニスの友人から、Instagramで、こんな投稿が流れて来ました。
彼は神戸在住です。

 

「本気で家飽きた。
これで2週間後、感染者数増えてたら日本諦める 泣」

 

いや、気持ちは分からなくもないのですが、まだ非常事態宣言が出て数日
しかも日本諦めたって、今海外に渡航出来ないじゃない。

 

なので、少しでもヒントにならないかと、いくつかアドバイスを返信してあげました。


個人的には、あと数か月ぐらい、いくらでも家にいられるんだけどなぁと思います。
本とか買わなくても、毎日YouTubeを見ていれば、勉強するネタには困らないし。
ここのブログ書いている人なら、ブログ書いても、他のブロガーさんの投稿を読んでも、勉強になりますしね。


通勤時間がなくなり、まとまった時間が確保しやすいこんな時こそ、めったにないチャンス。
読みたかった本を読んでも良いし、興味のあったネタを深堀りしても良いし。

 

そんな中で、今日は、無料で勉強するヒントをまとめます。
以下は、YouTubeの動画で勉強するヒントです。

 

<YouTube活用のポイント>

Googleアカウントにログインした状態で、

・何人かお気に入りのYouTuberさんをチャンネル登録する
・面白かった・役に立った動画には「いいね」(Thumb up)する
YouTubeトップページで、用の無い動画は、右クリックメニューで、どんどん「興味なし」を選択する
・見たい動画は、右クリックメニューで、「[後で見る]に保存」する

 

チャンネル登録しておけば、登録したYouTuberさんの新着動画はお知らせしてくれますし、YouTubeは学習するので、個人の好みを学習して、関連しそうなYouTuberやトピックの動画を、どんどんおススメしてくれます。

 

ここで1つポイントだろうと思われるのは、

 

僕はお笑い系のチャンネルは、一切チャンネル登録していませんし、

トップページに動画が表示されても、どんどん「興味なし」を選択して、消していきます

 

別に見てもいいのですが、そうすると、

お笑い系の動画が見たいのか???

とばかり、次から次へとおススメにお笑い系の動画ばかりが出て来ます。
そうすると、勉強のネタになる動画の表示数が減ってしまうし、

お笑い系動画の「無限連鎖地獄」になってしまいます。

 

YouTubeとしては、個人の視聴時間が増えれば増えるほど、宣伝を見てもらえる数も増えるので、なんとかして画面から離れられなくしたいと言う思惑もあるのでしょう。
それは良くても、延々時間を無駄に浪費するのは、こんな時期には適していないのではないかと思います。

 

個人的な考えですが、お笑い系動画も、笑うには集中力が必要なので、
1日数時間も見れば、多分まったく面白く感じなくなるのではないか

そんな気がします。


ポイントは、個人の好き嫌いをはっきり示して、YouTubeに学習させる事
Googleにログインしていなかったり、良かった動画に「いいね」を押さなかったり、逆に不要な動画や宣伝はどんどん「興味なし」を選択して消さないと、いつまでも次から次へと、不要な動画や宣伝ばかりが表示されてしまいます。

 

今現在、僕の「後で見る」には、260本以上動画がたまっています。
大半が勉強系動画と趣味のテニスの技術解説動画、それから、気分転換のネコ動画です。

しばらくは勉強ネタには困りませんし、

勉強すればするほど、知りたい事は増えていくもの

知りたい事は尽きる事を知りません。

 

YouTubeやBlogをやっている人なら、必要な技術は、他のYouTuberやブロガーさんが解説してくれているので、なんでもそろっています。
YouTubeの番組の作り方・動画編集の仕方・Blogやアフィリエイトの始め方・プログラミングの始め方・自動車ネタ・飛行機ネタ・鉄道ネタ・最新の経済動向について・どうすれば人生が良くなるか…などなど。
本当に飽きないです。

 

番組や投稿を見ていて思うのは、
高評価を得る番組や投稿は、
何らかのスキルを持った人が、
視聴者に出来る限りノウハウを提供しようとか、
読者の役に立とうと言うスタンスが、はっきり見える事
そうじゃないと、やはり続けて視聴したり、読んでは貰えないですよね。

 

今スキルが無い人は、そこでスキルを分けてもらえば良い訳で。
僕もそうやって、勉強させてもらっています。

 

話が戻って、件の友人は、
自分でビジネスをやっているそうなので、
「ネットで勉強して、ブログを書いてみれば」
そう提案しておきました。

 

最近のビジネスはインターネット経由で集客するのが定石 らしいので

文字を通して人に訴える力、つまり、文章力や論理構成力は必須

こんな時期を通して、何かに気付いてくれると良いのですが。

 

以上、僕なりの、暇つぶしのヒントでした。
少しでも気付きが得られれば幸いです。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは。

 

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英単語の覚え方2~なかなか覚えられない方へ。英単語を覚えるコツ

みなさん、こんにちは。グレーターです。

 

前回に引き続き、今日も単語の覚え方。

今日は、

「英単語の覚え方2~なかなか覚えられない方へ。英単語を覚えるコツ」

を書いて行きます。

 

<概要>
------------------------------
■英単語の覚え方(コツ)★重要★
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回以上繰り返して覚える
・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う
・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する
・アプリで覚える
・音から覚える
------------------------------

 

<解説>
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回繰り返して覚える

人間の記憶は、1日経ったら7~8割忘れる訳で、1回で覚えようって言うのは最初からかなり難しい訳です。
と言う事で、日を変えつつ、5~6回繰り返して(5日~6日かけて)覚えましょう。

 

最初はなかなか覚えられなくても、5回目(5日目)位には、結構覚えられていると思います。

 

・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う

同じ単語集だけ見ていても、単語は使えるものにはなりません。
覚えた英単語は、単語集以外のところで英文を読んだり聞いたりする中で、どんどん使いましょう。
具体的には、TOEICの問題演習をするとか、他の単語集でも勉強する、等です。
ちがう場所で使う事によって、記憶が強化されます。

 

・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する

英語の勉強と言うのは面倒くさいもので、
レベルを上げるのは時間がかかるのですが、
レベルが落ちるのは簡単です。
勉強からしばらく離れていれば、結構簡単に、レベルが下がります。
他の科目の勉強や、スポーツ等と同じですね。

 

英単語も同じです。
ひととおり単語集を覚えても、しばらくすると、少しずつ頭から抜けていきます
上記の様にリスニングやリーディングでどんどん使っていても、その中で遭遇した単語は良いのですが、遭遇しなかった単語は、だんだん忘れて行ってしまいます

 

なので、定期的に復習する方が良いです。
3か月に1回程度、英単語集にもう1回目を通します。 
一度覚えたものであれば、思い出せば良いだけの話なので、最初ほど時間はかかりません。 

 

・アプリで覚える
ゼロから単語集で覚えるのが厳しい方は、スマホアプリを使って、4択問題で意味を選ぶところから始めると良いです。
スマホアプリなら、単語の発音もいっしょに勉強出来るので、一石二鳥です。
 
また、アプリを使えば、学習管理が容易になります。
まだ覚えられていない単語・苦手な単語だけを集中的に学習することも出来ますので、苦手箇所をつぶしやすいです。
 
ただ、ある程度アプリで出来る様になったら、単語集に戻る事をおススメします。
単語アプリはサンプルフレーズや例文がついていない事が多いので、アプリだけで覚えていると、あまり実践的ではないと思います。

 

アプリですが、以下のmikanなら、無料です。
無料とは言え十分使えるレベルでとても便利ですが、難点が1点。
個々の単語に対する訳語は、少々雑な感じであまり良くありません。
(単語1つに訳語が1つしかない。訳語が覚えにくい。あまり出ない訳語を掲載している事も多い)

このあたりも、ある程度出来る様になったら、単語集に戻る事をおススメする理由です。
あ、でも、発音をチェックできるのはかなり良いですよ。 

 

■mikan
<for iOS>
https://apps.apple.com/jp/app/%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA-mikan/id920856839
<for Android>
https://play.google.com/store/apps/details?id=link.mikan.mikanandroid&hl=ja

 

・音から覚える
これは一般論ではなく、僕個人の単語集の学習の仕方なのですが、僕はまず、単語集に付属のCDや音源で、例文音声も含め3~4回ほど通して聞いてしまいます。

最初の2回はテキスト無しでリスニングのトレーニングに、その後数回テキストを見て、文字を追いながら音声を聞きます。

その後、例文を片端(かたっぱじ)に、繰り返し音読して覚えます。

 

最初の2回は音声だけを聞くので、すぐに眠くなってしまいますので、リスニングが苦手な人は、最初からテキストを見ながら音声を聞いても良いと思います
 
前回、単語集のサンプルフレーズや例文を全部覚えるとTOEICのスコアが上がりますよと書いたのですが、それらを1ページ目から1つ1つ自力で音読するのは、相当大変な作業になります
だから、先に数回音で聞いて、例文の意味を理解しつつ、音や内容を覚えてしまう訳です。
そうすると、後で音読の練習をするのが、非常に楽になります

音で意味を全部理解出来なくても、先に音をなるべく覚えてしまうのが重要です。

 

<そうする理由1>
英語は、単語の発音が難しい言語と言われています。
単語のつづりと発音の間のルールが分かりづらく、例外も多いので、つづりも発音も、慣れないとかなり覚えづらいです。
なので、どちらかを先に重点的に覚えてしまった方が良いと思います。
上記のやり方は、先に音の方を覚えてしまう訳ですね
 
<そうする理由2>
別の観点からもメリットがあります。
単語を、単体で独立して覚えるか、文脈の中で覚えるかは、どちらもメリットとデメリットがあり、必ずしもどちらが良いとは言えません。

 

 

ですが、単語を文脈の中で覚える場合

 

単語には他の語との親和性があり、良く結びつく語・いっしょに使われる事が多い語があります。   
単語をフレーズや例文の中で覚えると、そう言うものもまとめて学習する事が出来ます
これはかなり大きなメリットですね。

 

例えば、以下の様な例を考えてみましょう。

 

単語単体で覚える commute(動) 通勤する

文脈の中で覚える She commutes to work by car.

(彼女は車で通勤しています)  

 

「通勤」だと仕事へ行く訳なので、「commute」は、仕事(work)、交通手段(by car / by train / by bus)等の単語やフレーズと親和性が高い訳です。

単語を例文の中で覚えれば、そう言う親和性の高い単語もいっぺんに覚えられますし、単語が出て来る場面もいっしょに理解出来ますので、文を読むのも速くなります。

 

補足)
・つづりを書いて覚える 
昔は単語のつづりを、単語1個につき10回程度紙に書いて覚えると良いと言われていましたが、
最近は、最初からそれをやると挫折する事が多いので、やらなくても良いとか、最初はそうしない方が良いとも言われます。

 

ただ、実際に複数の単語を紙に書いて練習してみると、単語のつづりと音の関係が、ぼんやりと分かって来たり、単語の接頭辞や接尾辞のつづりが確実に定着して来ますので、単語の暗記に余裕が出て来たら、やってみるのもおススメです。

 

また、TOEIC L&Rだけでなく、TOEIC S&WやTOEFLなどの試験を受験する場合や、Eメールなどでの英文ライティングが必要な場合、紙に書くのではなく、パソコン上でキーボードで練習しても良いですね。

(CBT(Computer Based Test)でのライティングの試験では、キーボードを入力するのが相当速くないと、高得点が出せません)

 

では、最後に今日のまとめです。

 

<まとめ>

------------------------------

■英単語の覚え方(コツ)
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回繰り返して覚える
・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う
・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する
・アプリで覚える
・音から覚える
------------------------------

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではでは。

 

<おまけ>

単語”frequency”について


・frequency(名) 頻度、周波数
・frequent(形) たびたびの、頻繁に起こる
・frequently(副) しばしば、頻繁に

 

パソコンの自作なんかをする人は、CPUの動作クロック(クロック周波数)なんかで、frequencyなんて聞いた事があるかもしれませんね。
あの1.6GHzとか、1.8GHzとか言うやつです。
メモリの動作クロックでもfrequencyと言う語が出て来ます。

 

ここでのfrequencyは、「周波数」と言う意味です。
クロック周波数は、clock frequency、または動作周波数(operating frequency)と言う言い方も一般的です。


そう言う科学技術的な感じでなければ、frequencyの一般的な意味は、「頻度」です。副詞のfrequentlyは、より簡単なoftenと言う単語と同じ意味で使われます。

 

ちょっとしたまめ知識でした。

 

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英単語の覚え方1~スコアを上げる英単語の覚え方

みなさん、こんにちは。Greaterです。

今日は、英単語の覚え方と、スコアアップのポイントを解説します。

 

TOEIC受験において、単語の勉強の重要さは言うまでもなく、高得点者の中には、単語の勉強だけで全体の半分以上、なんて言う人もいます。
単語本は持っていてそれなりに勉強したんだけど、スコアが上がらないと言う人は、もしかしたら、勉強の仕方が悪いとか、足りないのかもしれません。

 

いろいろなポイントがありますので、今日はまずまとめを書いて、後ほど詳細解説を追加します。

 

また、かなりボリュームがありますので、解説を2回に分けます

今日は、「英単語の覚え方1~スコアを上げる英単語の覚え方」を、
次の投稿では、「英単語の覚え方2~なかなか覚えられない方へ。英単語を覚えるコツ」をお送りします。

 

ちょっと長いかもしれませんが、TOEICの得点ポイントが超満載なので、是非最後まで読んでみてください。

 

■概要

------------------------------
■英単語の覚え方(基本)
・最初は見出し語(英語のスペル)と日本語訳どれか1個を覚える
・まずは英→和(=英単語→訳語)
 (単語集の左ページだけを見て日本語訳を言う)
・英和が出来たら和→英(=訳語→英単語)
 (単語集の右ページを見て英単語を言う)

------------------------------

■英単語の覚え方(応用)
・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える
・単語集を「読む」
・すみからすみまで覚える
・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える

------------------------------ 

■英単語の覚え方(コツ)★重要★ ※次の投稿で解説します
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回以上繰り返して覚える
・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う
・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する
・アプリで覚える
・音から覚える
------------------------------


■詳細解説
------------------------------
■英単語の覚え方(基本)
・最初は見出し語(英語のスペル)と日本語訳どれか1個を覚える
・まずは英→和(=英単語→訳語)
 (単語集の左ページだけを見て日本語訳を言う)
・英和が出来たら和→英(=訳語→英単語)
 (単語集の右ページを見て英単語を言う)
------------------------------


最初から1つの英単語に対する訳語をすべて覚えると大変なので、まずは英単語のつづりと、どれか1つでも訳語を覚えましょう。
例えば、以下の3つの動詞を見てみましょう。

 

・announce(動) ~を知らせる、~を発表する
・block(動) ~をふさぐ、~を封鎖する
・contribute(動)  寄付する、貢献する、寄稿する

 

どの動詞も、意味は似ているとはいえ、2つ以上の日本語訳を持っています。
それぞれすべて覚えるのは大変なので、まずは1単語最低1つ、意味を覚えましょう。
以下の様な感じです。

 

・announce(動)  ~を発表する
・block(動) ~をふさぐ
・contribute(動) 貢献する

 

他の訳語は似ているので、上記だけでも、残りの訳語は連想出来ますよね?

 

何かを発表したら、誰かに「知らせる」訳ね。
完全にふさいでしまったら、「封鎖する」って訳ね。
貢献するのがお金とか物だったら「寄付する」、文章だったら「寄稿する」訳ね。

そんな感じです。

 

単語集は見開きの左ページに英単語、右ページに訳語が載っている事が多いので、まずは右ページを見ず左ページだけを見て訳語を思い出す練習をしましょう。
(赤シートで訳語を隠す形のものもありますので、その場合は赤シートを使って思い出す練習をします)
ある程度出来る様になったら、逆に左ページを見ず右ページだけ見て、訳語から英単語を思い出してみましょう。

 

とは言え、TOEIC L&Rの場合は、英→和、英単語を見て訳語を思い出せればそれでOKですので、まずは、英→和方向だけは最低出来る様にしましょう。

 

ある程度余裕が出来たり、ライティングも勉強しているなら、追加で和→英、日本語訳から英単語を思い出す勉強もしましょう。


最初から完璧を目指すと挫折しますので、気楽にやりましょう。

 

------------------------------
■英単語の覚え方(応用)
・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える
・単語集を読む
・すみからすみまで覚える
・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える
------------------------------

 

基本ステップがある程度出来る様になったら、次は応用ステップです。

 

・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える

基本ステップでは1英単語に訳語を最低1つ覚えました。
とは言え、TOEICの場合とにかく試験時間が足りないので、単語1つ1つを見て考え込んでいる暇は、まったくありません。
と言う事で、訳語はすべて覚えましょう。
基本イメージが出来たなら、それでもOKです。

 

上記の例で言えば、それぞれの訳語を完全に覚えてしまう訳です。

 

・announce(動)  ~を知らせる、~を発表する(両方とも覚える)
・block(動) ~をふさぐ、~を封鎖する(両方とも覚える)
・contribute(動)  寄付する、貢献する、寄稿する(3つ全部覚える)

 

以下で、別の例を見てみましょう。

次の例は、1つの訳語から、別の訳語を連想するのが若干難しい例です。

 

・research(動) ~を調査する、~を研究する 
・review(動) ~を見直す、~を検討する

 

例えば、market research、マーケットリサーチなんて言ったら「市場調査」、
research & development、つまり R&D だったら、「研究開発」。

 

見直す(復習する)」もreviewだし、
詳細に検討する」、と言う意味でもreviewを使う訳です。

 

こういう場合は、1つの訳語から別の訳語を連想するのが困難なので、

それぞれの訳語を知っているか、とか、

それぞれの訳語に対して、どこかで例文を読んだことがあるかどうかで、

テスト時に著しく実力差が出る訳です。

 

と言う事で、最終的には、訳語は全部覚えましょう。

 

・単語集を「読む」
単語集は、ただ「英単語」と「訳語」を覚えれば、それで終わりではありません。 
書いてあるフレーズや例文を全部音読して覚えると、劇的に点数がアップします。

 

何故か?


良く出来た単語集では、書かれているサンプルフレーズや例文は、試験に頻出するものがそのまま記載されています。

だから、それを繰り返し音読して覚えてしまえば、それがそのまま試験に出る訳です。この部分が得点に直結する訳ですね。

 

逆に言えば、サンプルフレーズや例文を読んだことのない人は、目の前に宝の山があるのに、それを全部放置していた訳です。


と言う事で、若干大変ですが、読みましょう(笑。

 

・すみからすみまで覚える
上記と似たような内容ですが、良く出来た単語集は、細部にまで非常にこだわって作られています
チェックするポイントは、以下の様な箇所です。

 

------------------------------
・他の品詞での形を覚える
・自動詞と他動詞をきちんと区別して覚える
・相性の良い前置詞/副詞を覚える
・複合名詞を覚える
------------------------------

 

英単語を何か1つ覚えたら、他の品詞での形のものも、まとめて覚えてしまいましょう。
動詞を覚えたら、名詞形や形容詞形も覚える。
名詞を覚えたら、動詞形はないのかチェックしてみる、等。

 

確認ですが、これは応用ステップ。
最初からやる必要はありません。
が、ある程度1つ1つの単語を覚えられたら、次のステップとして、頭の中の知識を少しずつ整理していきましょう。

 

例をいくつか挙げましょう。

・insure(動)  ~に保険をかける
→ insurance(名)  保険

 

・construct(動)  ~を建設する
→ construction(名)  建設
→ constructor(名)  建設業者
→ constructive(形)  建設的な

 

・strength(名)  強さ・強み
→ strengthen(動)  ~を強化する
→ strong(形)  強い

 

前置詞/副詞との相性とは、たとえば、
動詞の後に続く前置詞/副詞は何か、とか、
決まり文句の表現はないか、等です。

 

・specialize in ~を専攻する (動詞specialize → 後ろに"in xxx" が続く)
・comply with ~に従う (動詞comply → 後ろに"with xxx" が続く)
・refrain from ~を控える (動詞refrain → 後ろに"from xxx" が続く)
・apply for ~を占める (動詞apply → 後ろに"for xxx" が続く)
※ xxxは名詞要素です

 

・under construction 建設中

 

・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える

紙ベースの書籍や電子書籍で、音声無しで勉強していると、「単語のつづり」と「単語の意味」の2つまでしか記憶出来ません。

これだと、リーディングは良いかもしれませんが、リスニングはダメです。
単語に対する音を正確に把握していないと、単語の音を聞いても、単語の意味に到達出来ません。

ですので「つづり」と「意味」と「音」、必ず3つセットで覚える必要があります。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

えーそんなに覚えるの? 大変だよ…と言われてしまうかもしれませんが、スコアアップしたい、英語を出来る様になりたいですよね(笑。
こういう細かいところに、得点アップのポイントが転がっている訳です。
言われてみれば、そんなに注意して勉強していなかった、って人も多いかも。

 

ただ、ふたつ気が楽になるコメントをしておくと、

 

1つめ。上記の様なポイントは、TOEICで言えばPart5の、文法/語法セクションの問題をたくさん解いていれば、自然と身についてきます。
やはり単語の勉強では、最初から完璧をめざさない事。
単語集を、たくさん問題を解いた後の、復習に使えば良い訳です。

ただし、上記の様な細かい部分も勉強する必要があるんだと認識して、少しずつ、コツコツ単語集を読んでいく必要があります。

 

2つめ。最初は大変だけど、覚えてしまうと、むしろ後で楽になります。

例えば、ご自身が日本語話すのに、毎日大変で大変で、苦しくてしょうがない、なんて事ありますか?
たぶん無いですよね?
ひとたび出来る様になってしまえば、あとは楽な訳です。

言葉って不思議なもんですね。

 

それからもう1点。この投稿の様に、ここまで細かく書いた記事って、おそらくほとんど世に出ていないと思います。

 

言葉って無意識に扱うものなので、上級者は、上記に挙げた様ないろいろなポイントを、半分無意識のうちに出来る様になったり、やったりしている訳です。

一方、初級者や中級者だと、何をどう勉強して良いかが分からないので、路頭に迷ってしまうし、出来る様にならない訳です。

そう言う事にならない様に今回、出来る限り意識のもと、文字と言う形に書き起こしてみました。

 

では、本日のまとめです。

 

■まとめ(シンプル版)

------------------------------
■英単語の覚え方(基本)
・最初は見出し語と日本語訳どれか1個を覚える
・まずは英→和
・英和が出来たら和→英

------------------------------

■英単語の覚え方(応用)
・1つの英単語に対する訳語をすべて覚える
・単語集を読む
・すみからすみまで覚える
・「つづり」と「意味」と「音」。3つセットで覚える

------------------------------

 

次回は、英単語を覚えるコツについての記事を投稿します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは。

 

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頻出するシチュエーションを攻略する(どんな場面でも対応出来る様になる)


みなさん、おはようございます。Greaterです。

今日は、TOEICで頻出するシチュエーションについてのお話をします。

 

オーストラリアに短期留学していたとき、TOEICのスコアが伸び悩んでいたので、現地の先生に相談したことがあります(当時は800点位でした)。

 

若くて美人で頭の良く優しいその先生は、僕にこう言いました。

「シチュエーションごとの勉強が足りないんじゃないかな?」

そう言われて、なるほど、と思いました。

 

TOEICの試験では、いろいろなシチュエーション(場面)での問題が出題されます。
たとえば、以下に列挙した様なものです。

 

一例を見て、具体的にどんな場面か、イメージが浮かびますか?
いろいろな場面設定がありますが、どのタイプの問題でも対応出来る必要があります。

 

どのタイプの場面でも対応出来ることが、TOEICで高得点、別の言葉で言えば、どんな場面でも対応出来る、英語のレベルが高いのだと思います。

 

レストランで注文出来たり映画のチケットは購入出来ても、オフィスでの仕事の会話はさっぱり分からないなら、英語でのビジネス能力が高いとは言えないですよね。

 

<シチュエーションの例>
 ・レストランで何を注文するかを決める友人との会話
 ・空港でのフライトスケジュール変更のアナウンス(天候不順や機体トラブル等による)
 ・鉄道の駅での(天候不順による)スケジュール変更のアナウンス
 ・バスのチケット売り場でのチケット購入(目的地へのルートの問い合わせ)
 ・チケットオフィスでの映画チケットの購入(上映スケジュールの確認)
 ・歯医者の予約変更
 ・貸しオフィスの予約
 ・オフィスの賃貸契約の更新
 ・社員の定年退職に伴う送別会のお知らせ
 ・商品の配送トラブルによるクレームの問い合わせ
 ・予約の手違いに対する企業からの謝罪連絡
 ・会社のxx周年記念パーティーの社長あいさつ
 ・司会による基調講演の登壇者の紹介
 ・電話での道の問い合わせ
 ・プリンターの故障/修理について
 ・ビルのメインテナンスに伴う、サービス停止の予告

 

TOEIC高得点者の中には、問題を1万問以上解いたとか、もの凄い問題数を勉強した人もいますが、
この手の場面への対処能力を上げるには、ある程度、問題に頻出する場面を網羅した教材を使うのが良いと思います。

 

例えば、以下の様な教材があります。

 

■English Upgrader(TOEIC公式のスマホアプリ)
https://www.iibc-global.org/toeic/support/englishupgrader/appli/01.html

 

無料のTOEIC公式アプリです。

いろいろな場面での英会話(音声)が収録されています。

1つ1つの素材はTOEICのPart3や4よりも長いので、ある程度の長さの音声をリスニングする良いトレーニングになります。

若干難しめなので、TOEIC730ぐらいは無いと、勉強するのは少々厳しいかもしれませんが、詳しい音声解説がついています。
あまり完璧を目指さないで、まずは3回位聴いてみて、解説を聞いてみると良いと思います。


■公式TOEIC Listening & Reading問題集(1~8)

 

 

おなじみ公式問題集です。
勉強する場合は、問題を時間を測って解き、自己採点すると言うプロセスより、
その後に、掲載されている問題を、文例集として覚えてしまう位まで、音読やシャドーイングをすることがおススメです。

 

アルクの通信講座
<TOEIC LISTENING AND READING TEST 完全攻略700点コース>

https://shop.alc.co.jp/collections/course/products/y6

 

<TOEIC LISTENING AND READING TEST 完全攻略800点コース>

https://shop.alc.co.jp/products/y8

 

若干値段がかかってしまいますが、アルクTOEIC対策の通信講座もおススメですので、参考に載せておきます(僕も昔、勉強していました)。

 

買わなくて良いのですが、勉強になりますので、是非各ページ中ほどの「カリキュラム」と言うタブを見てみて下さい。
いろいろな場面設定があるのが実感出来ると思います。

 

この手の通信教育は、時間がかかるものの、何を勉強すれば良いかと言うカリキュラムが、しっかり作りこまれていると思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは。

 

※2021/12/14更新

記事内のリンク切れを修正しました。

 

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NHK Worldのアプリ、便利です (FacebookやInstagramのページも便利です) 。

みなさん、おはようございます。Greaterです。

 

今日は英語勉強アプリについて、少し軽めに書いてみます。

 

リスニング力を上げるには、やっぱり英語のリスニングをしないといけない。
でも、なかなか自分のレベルにあったリスニング素材ってないんだよね…。
なんて言うのは、英語学習者には尽きない悩みですよね。

 

特に、
音が速すぎてぜんぜん言っていることが聞き取れない」とか、
単語が難しくてさっぱりわからない」とか、
スクリプト(原稿)がないから分からないところを確認出来ない」とかは、
英語ニュースを見ていると良くありそうです。
ネィティブが見る英語ニュースなんかは、かなりハードルが高いですよね。

 

僕はいつも、NHK Worldのアプリを使っています。
内容を知らないニュースを英語で見る訳ではなく、あえて内容を知っているニュースを、英語で見る訳です。

 

そうすると、内容を知っているので、音が多少聞こえなくても話のあらすじは理解できるし、
「へー、この内容、こんな英語で表現出来るんだ」

なんて事が、たくさん勉強出来ます。


「あ、今※※※って単語が聞こえた」、

なんて言うのも達成感がありますし、

知らない単語も、スクリプトを見れば、辞書を引かなくても雰囲気で、意味は大体わかります。

 

動画ありのニュースなら、3回ぐらい聞いた後にスクリプトを確認すれば、だいたい消化出来ます。

動画が無いものでも、リーディングの素材に最適です。

 

また、スマホで通知設定をしておけば、ニュース速報があるときは、手短に内容をお知らせしてくれます。
3行くらいの短い英文で内容を教えてくれるので、これを読むのもとても勉強になります。

 

若干長い動画になりますが、ときどきは特集で鉄道ネタなんかも扱ってくれるので、飽きずに面白く英語を勉強出来ます

 

リスニングの勉強をするなら、1単語1単語詳細にチェックまではしなくても、やはり聞いた後に、分からない箇所はスクリプトを確認した方が良いみたいですね。
そう言う用途にはとても使いやすいです。

 

イギリスやオーストラリアの様に、アナウンサーの発音に現地特有のくせのある音も無いので、その点でも聞きやすいです。

 

NHKですので、もちろん無料ですよ。
使った事がなかったら、是非試してみてください ↓ 。

 

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/ja/app/

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。

 

 

 

<20/04/05追記>

書き忘れてしまいましたが、NHK Worldはアプリだけでなく、FacebookInstagramのページも便利です。

ページ上で「いいね」しておけば、最新のニュース記事を英語で届けてくれます。

 

アプリの方は起動しないと情報を入手出来ませんが、FacebookInstagramのページは、気分転換にFacebookInstagramをチェックしているときに、他のページからの投稿といっしょに、英語の記事をチェック出来ます。
興味がある記事だけでも読んだり動画を見てみれば、毎日英語にふれる時間を増やすことが出来ます。

 

人によってはアプリより、こっちの方が使い勝手が良いかもしれませんね。

 

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TOEICの各セクションの現在のスコアから、どちらのセクションを勉強すれば良いかを考える

みなさん、こんにちは。Greaterです。

 

前回は、TOEIC L&Rの平均スコアについて、リスニングセクションの方が、リーディングセクションより、毎回だいたい50~60点平均スコアが高いと言う話をしました。

 

今回は、リスニングセクションとリーディングセクションそれぞれの得点状況によって、どうやって勉強を進めて行ったら良いかについて書いてみようと思います。

 

ご自身のリスニングセクションと、リーディングセクションそれぞれのスコアを比較してみて、いかがでしょうか?
リスニングとリーディングのスコアが、同じぐらいですか?
それとも、リーディングのスコアの方が、リスニングよりずっと高いでしょうか?

 

日本人の場合、中学高校までに英語のリーディングはかなり勉強しているので、リスニングの方がスコアが悪い場合が多いかと思います。
すでに説明した通り、リスニングセクションの方が平均点が高いので、
リスニングとリーディングのスコアが同じくらいか、
リーディングの方がリスニングよりスコアが高いか。
そんな方が多いのではないかと思います。

 

■ある程度英文法の学習が済んでいると言う前提で、話を進めると、

 

この場合、受験者のリスニング/リーディングのそれぞれの得点状況にもよりますが、一般論として、2つのセクションのスコアに100点差が付くと、低い方のスキルが高い方の足を引っ張ると言われています。

 

<リーディングセクションのスコアが悪い場合>

たとえば、リーディングセクションがリスニングセクションより100点低い場合
Listening:400/Reading:300みたいなスコアバランスの場合ですね。

 

リーディングセクションのスコアが悪い場合、
読むのが遅いことが原因の場合である事が多いです。

 

ゆっくり読んで理解出来ない、なら、
速いスピードの英語をリスニングをしても、意味認識が追いつかない、

つまり、話を聞き終わった後に、何言っているか分からない、そんなことが起こります。
だから、リーディングセクションのスコアが極端に悪いと、リーディングがリスニングの足を引っぱる様です。

 

<リスニングセクションのスコアが悪い場合>

逆もあります。
たとえば、Listening:300/Reading:400みたいなバランスで、リスニングセクションのスコアが悪い場合

 

こんな場合、端的に言えば、英語の発音が悪いかもしれません。

 

単語レベルで言えば、英単語の音がネィティブの音とずれていると、外から聞こえて来る音と頭の中の音がずれてしまっているので、聞いた英語から該当する英単語が分からない。
すると、音から単語の意味まで到達することが出来ません。

 

また、英文を読む場合、音読をしていない、つまり口や声帯を動かしていなくても、頭の中では英文を音にして意味を取っていると言われています。
英語の発音が悪いと、英文をスムーズに読むことが出来ないので、リーディングのスピードが上がりません。

 

英語の発音が悪いと、上記の様な症状があらわれます。
なので、発音が悪い→リスニングのスコアが悪いと、最終的にリスニングがリーディングの足を引っ張る様です。

 

良く言われる、リスニングのスコアが悪いなら、もっと音読をすると良いと言うのは、一見すると意味不明な勉強法の様に思えるのですが、
英語の音を何度も聞いて、聞いた音そっくりに発音出来る様に、繰り返し繰り返し音読をして発音練習するのは、非常に合理的な勉強法の様です。


繰り返し発音練習して、頭の中でずれている単語の音を修正したり、英文をスムーズに発音出来る様に練習すると、読むのが速くなると言う訳です。

 

リーディングが苦手な場合、リスニングが苦手な場合、どちらのケースでも、苦手な症状の一例を紹介しましたが、


こんな感じで、片方のスキルのレベルがもう片方より極端に低いと、スコアの高い方が低い方に足を引っ張られてしまいます

 

■ですが、逆の言い方をすれば、
セクション間のスコア差が100点未満程度なら、片方をさらに伸ばすことも可能です。
たとえば、現在のスコアがリスニング350/リーディング300なら、リスニングの方でまだ上側に50点ぐらいは伸びる余地があると思います。

 

以前説明させて頂いた通り、リスニングセクションの方がスコアが伸びやすい事も考慮すると、

 

たとえば目標が730点なら、
Listening:365/Reading:365(バランス型)から、
Listening:410/Reading:320(リスニング重視型)、

 

目標が600点なら、
Listening:300/Reading:300(バランス型)から、
Listening:350/Reading:250(リスニング重視型)、

 

あたりのスコアバランスを目指してみると、良いと思います。

 

■一方、英単語と、特に文法の学習がまだあやしい。自信ない。
TOEIC L&Rのスコアが470点にも到達していないと言う方は、
まずは単語と文法の勉強から始めて、弱い箇所をつぶしていくのが良いと思います。

 

<まとめ>

リスニングとリーディング、どちらを重点的に勉強すれば良いか。

改めて最後にまとめると、

 

(1)文法と単語があやしい(例えばTOEIC470点以下)→文法と単語の復習から勉強

(2)リスニングとリーディング、どちらか片方が、もう片方より100点以上低い

 → スコアが低い方のセクションを重点的に勉強する

(3)どちらのセクションも似たようなスコア

 → リスニングを勉強した方がスコアが伸びやすい

 

次回は、リスニングセクションのスコアを伸ばす英単語の勉強の仕方のヒントについて、書いてみようと思います。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

それでは。

 

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なぜTOEICは、リスニングセクションの方がスコアが伸びやすいのか?

みなさん、こんにちは。Greaterです。

 

今日は、TOEICでは何故リスニングの方がスコアが伸びやすいのか、その理由を、お話ししてみたいと思います。

 

TOEIC高得点者は大抵、リスニングの方がスコアが伸びやすいのを、経験的に知っています。
ですが、その理由まで踏み込んだ解説は、ほとんど聞かれません。

 

ですので、リスニングの方がスコアが伸びやすい理由を、IIBC(※日本でのTOEICの実施機関)から出ているデータをもとに、考察してみます。

 

以下は、
第※回 TOEIC Listening&Reading公開テスト(何年何月何日実施) テスト結果について
と言う1枚紙からデータを抜粋しています。
毎回TOEICのスコアレポートが送付されてくると、
スコア証明書といっしょに同封されて来る、クリーム色の1枚紙ですね。

 

その紙の表面、<総合結果>と言うところに、
各テスト回の受験者総数・各セクションの平均点・合計での平均点
などの情報が書かれています。
3回分のテスト結果を、まとめて以下に書き出してみます。

 

■第242回(2019年7月28日実施)

リスニングセクションの平均スコア:321.9            

リーディングセクションの平均スコア:259.6

セクション間の平均スコアの差:62.3


■第245回(2019年11月24日実施)

リスニングセクションの平均スコア:318.4

リーディングセクションの平均スコア:267

セクション間の平均スコアの差:51.4


■第246回(2019年12月15日実施)

リスニングセクションの平均スコア:327.6

リーディングセクションの平均スコア:267.8

セクション間の平均スコアの差:59.8

 

(※セクション間の平均スコアの差=

リスニングセクションの平均スコア

ー リーディングセクションの平均スコア

です)              

 

公開テスト3回分しかデータを載せていませんが、いつもだいたいこんな感じです。

セクション間の平均スコアの差が、だいたい50点~60点ぐらい。
リスニングセクションの方が、リーディングセクションより60点ぐらい高い訳です。

 

リスニングセクションの方が平均点が高いのには、理由があります。
リスニングの方が、

 ・大問1問あたりの文章の長さが短い
 ・1文1文も短い。文構造も簡単。
 ・リーディングセクションより単語が簡単
    出る単語はいつも同じ。難しい単語は出ない
 ・話(音声)を聞いて、内容が理解出来て、大まかなあらすじと、設問に関する箇所を覚えておければ得点出来る

からです。
手短に言えば、

 

・流れて来る音声を聞いて、
・1文1文の意味が理解出来て、
・話全体の流れが理解出来ていれば

得点出来る訳です。

 

それにも関わらず、日本人はリスニングが苦手です。何故でしょう?

 

ある動画で、とある有名な英語の先生が、
「英語が出来ないいちばんの理由は、何だと思いますか?」

と質問していました。

 

その答えを聞いて、納得してしまいました。

その答えは、「単純に、勉強していないから」、です。


これだけだと、「何だよ!!!」って言われてしまいますよね。

別の角度から説明を追加します。


日本における英語の学校教育の現状について、です。
以下は僕が中学高校生向けの塾講師をしていた時や、TESOL(英語教授法)と言うものを勉強して分かった事です。

 

ご存知のように、英語には4技能と呼ばれる、4つのスキルがあります。
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4つです。
最近では、4技能試験の実施が先送りになったのは、記憶に新しいところですよね。

 

本の学校教育の場合、この4つのスキルのうち、どこまで出来ているかと言うと、実はリーディングだけです。
あとはほとんどやっていません。
詳細は記事のいちばん最後に書きますので、興味があったら読んでください。

 

リスニングはそもそも、学校でほとんど勉強していないから。
だから、リスニングは、リーディングより、ずっと伸びしろがある訳です。

 

話をまとめますと、
リスニングの方がスコアが伸びやすい理由は、

 

(1)TOEICは、リスニングセクションの方が、英文が短くて簡単だから
(2)そもそも学校教育でリスニングをあまり勉強して来なかったから、
 リスニングの方がずっと伸びしろがある

 

と言う事ですね。

次回以降はしばらく、TOEIC L&Rの全体スコアを上げる方法と、特にリスニングセクションの技術的なポイントを解説します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。

 

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補足)

以下はリーディング以外の3つのスキルの、中学高校までの学校教育のレベル感です。

 

■リスニング:
学校英語では、単語レベルの聞き取りぐらいまで。
リスニングは試験には組み込まれていますが、
ネィティブレベルの音声スピードよりも遅く

音声変化も入っていません
ゆっくり目の英語を聞いて、内容が理解出来ればOK、と言うところまでです。

 

残念ながら、ネィティブレベルの音声スピードではなく、
また音声自体も、若干ネィティブが話す英語と音が異なっているので、
通常の英会話で、実際に使いものになるレベルには到達出来ていません。
(詳細は、先行き別の投稿で、別途詳しく解説します)

 

■ライティング:
英文法まではやっています。
ただし、ライティング、
つまり英作文やエッセイライティングは、あまりやっていません。
語順完成問題(選択肢の並び替え問題)みたいなのはたくさんやっています。

 

その理由は2つあると思っています。
1つ目。英作文の採点が面倒だから。
学校の1クラスの人数が30人なら、1人の先生が30人分の作文を添削するのは大変です。
宿題の確認に冗談ではなく、徹夜コースです。
だから、よほど英語教育の熱意に燃えた先生でなければ、英作文の宿題なんて出しません。

 

2つ目。先生に英作文の採点や添削を出来るレベルが無いから。
英作文をすると、回答の自由度が高いために、
正解は必ずしも1つだけではなく、複数の解答が存在します。

それ故、英語の先生は、時制の選択・冠詞の選択(定冠詞?不定冠詞?無冠詞?)・
どの前置詞を使うかと言った、かなり細かい要素もチェック出来ないといけません。
そしてこれらの要素は、先生の英語レベルが相当高くないと、処理出来ません。
だから、ライティングはやらない訳です。

 

(※自分自身も人の事は言えません…泣。
ネィティブに添削してもらうと、大まかな文法は非常に間違いが少ないと言われても、
細かい部分では、かなりたくさん指摘されます。
TOEICのライティングで200点満点中190点取っている人間でも、です)

 

英語試験の4技能化が先送りされた大きな理由の1つとして、
ライティングの採点者が確保出来ないと言うのは、聞いたことがある方もいらっしゃるのでは?

 

■スピーキング:
ほとんど皆無。
ラィティングが出来ないので、スピーキングも出来ません。
時間をかけて辞書をひきながらでも英作文が出来ないなら、
その場で辞書なしで、瞬時に英作文なんて出来ない、と言う訳です。

 

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