TOEIC1390点を目指す理系出身元エンジニアの研究成果を公開します

TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

英単語の覚え方2~なかなか覚えられない方へ。英単語を覚えるコツ

みなさん、こんにちは。グレーターです。

 

前回に引き続き、今日も単語の覚え方。

今日は、

「英単語の覚え方2~なかなか覚えられない方へ。英単語を覚えるコツ」

を書いて行きます。

 

<概要>
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■英単語の覚え方(コツ)★重要★
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回以上繰り返して覚える
・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う
・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する
・アプリで覚える
・音から覚える
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<解説>
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回繰り返して覚える

人間の記憶は、1日経ったら7~8割忘れる訳で、1回で覚えようって言うのは最初からかなり難しい訳です。
と言う事で、日を変えつつ、5~6回繰り返して(5日~6日かけて)覚えましょう。

 

最初はなかなか覚えられなくても、5回目(5日目)位には、結構覚えられていると思います。

 

・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う

同じ単語集だけ見ていても、単語は使えるものにはなりません。
覚えた英単語は、単語集以外のところで英文を読んだり聞いたりする中で、どんどん使いましょう。
具体的には、TOEICの問題演習をするとか、他の単語集でも勉強する、等です。
ちがう場所で使う事によって、記憶が強化されます。

 

・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する

英語の勉強と言うのは面倒くさいもので、
レベルを上げるのは時間がかかるのですが、
レベルが落ちるのは簡単です。
勉強からしばらく離れていれば、結構簡単に、レベルが下がります。
他の科目の勉強や、スポーツ等と同じですね。

 

英単語も同じです。
ひととおり単語集を覚えても、しばらくすると、少しずつ頭から抜けていきます
上記の様にリスニングやリーディングでどんどん使っていても、その中で遭遇した単語は良いのですが、遭遇しなかった単語は、だんだん忘れて行ってしまいます

 

なので、定期的に復習する方が良いです。
3か月に1回程度、英単語集にもう1回目を通します。 
一度覚えたものであれば、思い出せば良いだけの話なので、最初ほど時間はかかりません。 

 

・アプリで覚える
ゼロから単語集で覚えるのが厳しい方は、スマホアプリを使って、4択問題で意味を選ぶところから始めると良いです。
スマホアプリなら、単語の発音もいっしょに勉強出来るので、一石二鳥です。
 
また、アプリを使えば、学習管理が容易になります。
まだ覚えられていない単語・苦手な単語だけを集中的に学習することも出来ますので、苦手箇所をつぶしやすいです。
 
ただ、ある程度アプリで出来る様になったら、単語集に戻る事をおススメします。
単語アプリはサンプルフレーズや例文がついていない事が多いので、アプリだけで覚えていると、あまり実践的ではないと思います。

 

アプリですが、以下のmikanなら、無料です。
無料とは言え十分使えるレベルでとても便利ですが、難点が1点。
個々の単語に対する訳語は、少々雑な感じであまり良くありません。
(単語1つに訳語が1つしかない。訳語が覚えにくい。あまり出ない訳語を掲載している事も多い)

このあたりも、ある程度出来る様になったら、単語集に戻る事をおススメする理由です。
あ、でも、発音をチェックできるのはかなり良いですよ。 

 

■mikan
<for iOS>
https://apps.apple.com/jp/app/%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA-mikan/id920856839
<for Android>
https://play.google.com/store/apps/details?id=link.mikan.mikanandroid&hl=ja

 

・音から覚える
これは一般論ではなく、僕個人の単語集の学習の仕方なのですが、僕はまず、単語集に付属のCDや音源で、例文音声も含め3~4回ほど通して聞いてしまいます。

最初の2回はテキスト無しでリスニングのトレーニングに、その後数回テキストを見て、文字を追いながら音声を聞きます。

その後、例文を片端(かたっぱじ)に、繰り返し音読して覚えます。

 

最初の2回は音声だけを聞くので、すぐに眠くなってしまいますので、リスニングが苦手な人は、最初からテキストを見ながら音声を聞いても良いと思います
 
前回、単語集のサンプルフレーズや例文を全部覚えるとTOEICのスコアが上がりますよと書いたのですが、それらを1ページ目から1つ1つ自力で音読するのは、相当大変な作業になります
だから、先に数回音で聞いて、例文の意味を理解しつつ、音や内容を覚えてしまう訳です。
そうすると、後で音読の練習をするのが、非常に楽になります

音で意味を全部理解出来なくても、先に音をなるべく覚えてしまうのが重要です。

 

<そうする理由1>
英語は、単語の発音が難しい言語と言われています。
単語のつづりと発音の間のルールが分かりづらく、例外も多いので、つづりも発音も、慣れないとかなり覚えづらいです。
なので、どちらかを先に重点的に覚えてしまった方が良いと思います。
上記のやり方は、先に音の方を覚えてしまう訳ですね
 
<そうする理由2>
別の観点からもメリットがあります。
単語を、単体で独立して覚えるか、文脈の中で覚えるかは、どちらもメリットとデメリットがあり、必ずしもどちらが良いとは言えません。

 

 

ですが、単語を文脈の中で覚える場合

 

単語には他の語との親和性があり、良く結びつく語・いっしょに使われる事が多い語があります。   
単語をフレーズや例文の中で覚えると、そう言うものもまとめて学習する事が出来ます
これはかなり大きなメリットですね。

 

例えば、以下の様な例を考えてみましょう。

 

単語単体で覚える commute(動) 通勤する

文脈の中で覚える She commutes to work by car.

(彼女は車で通勤しています)  

 

「通勤」だと仕事へ行く訳なので、「commute」は、仕事(work)、交通手段(by car / by train / by bus)等の単語やフレーズと親和性が高い訳です。

単語を例文の中で覚えれば、そう言う親和性の高い単語もいっぺんに覚えられますし、単語が出て来る場面もいっしょに理解出来ますので、文を読むのも速くなります。

 

補足)
・つづりを書いて覚える 
昔は単語のつづりを、単語1個につき10回程度紙に書いて覚えると良いと言われていましたが、
最近は、最初からそれをやると挫折する事が多いので、やらなくても良いとか、最初はそうしない方が良いとも言われます。

 

ただ、実際に複数の単語を紙に書いて練習してみると、単語のつづりと音の関係が、ぼんやりと分かって来たり、単語の接頭辞や接尾辞のつづりが確実に定着して来ますので、単語の暗記に余裕が出て来たら、やってみるのもおススメです。

 

また、TOEIC L&Rだけでなく、TOEIC S&WやTOEFLなどの試験を受験する場合や、Eメールなどでの英文ライティングが必要な場合、紙に書くのではなく、パソコン上でキーボードで練習しても良いですね。

(CBT(Computer Based Test)でのライティングの試験では、キーボードを入力するのが相当速くないと、高得点が出せません)

 

では、最後に今日のまとめです。

 

<まとめ>

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■英単語の覚え方(コツ)
・単語暗記のカギはFrequency(頻度)
・1回で覚えようとしない。5~6回繰り返して覚える
・覚えたらリスニングやリーディングでどんどん使う
・しばらく使わないと忘れる→定期的に復習する
・アプリで覚える
・音から覚える
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではでは。

 

<おまけ>

単語”frequency”について


・frequency(名) 頻度、周波数
・frequent(形) たびたびの、頻繁に起こる
・frequently(副) しばしば、頻繁に

 

パソコンの自作なんかをする人は、CPUの動作クロック(クロック周波数)なんかで、frequencyなんて聞いた事があるかもしれませんね。
あの1.6GHzとか、1.8GHzとか言うやつです。
メモリの動作クロックでもfrequencyと言う語が出て来ます。

 

ここでのfrequencyは、「周波数」と言う意味です。
クロック周波数は、clock frequency、または動作周波数(operating frequency)と言う言い方も一般的です。


そう言う科学技術的な感じでなければ、frequencyの一般的な意味は、「頻度」です。副詞のfrequentlyは、より簡単なoftenと言う単語と同じ意味で使われます。

 

ちょっとしたまめ知識でした。

 

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