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TOEIC L&R 925点。全国通訳案内士(英語)です。英語勉強のノウハウやヒントをたくさん公開します。

TOEICのビジネス英語の世界 ~英語力以外に必要なもの

みなさんこんにちは。グレーターです。

 

今日は、TOEIC L&Rのスコアがなかなか伸びない、
大きな要因の1つについて、お話を書きます。

 

それは、ビジネス常識の欠如 です。

 

<Contents>---

■ ビジネス英語って何 ?

■ 単語から見るビジネス英語の例

■ つまり、こんな内容が出題されます

■ 話の流れを把握する/TOEIC英語は役に立つ

-------------

 

■ ビジネス英語って何 ?

TOEICは日常英語とビジネス英語を扱っていますが、
日常英語はともかく、ビジネス英語って何よ?

と言うと、簡潔に、かつ明確に答えられる人は、あまりいないと思います。

 

ですが、こんな単語が良く出ます、と言う視点から、
TOEICの世界、ビジネス英語の雰囲気をお伝えする事は、出来ると思います。

 

以下、代表的なTOEIC頻出単語を、簡単なコメントと共に、いくつか列挙してみます。

 

ざーっと目を通して、知らない単語も分からない訳語も無い方は問題無いのですが、
知らない単語があるとか、
単語は知っているけど、右側に書いてある訳語の意味は初めて知ったとか、
訳語読んでも、意味がなんとなくしか分からない方は要注意です。

 

スコアが伸びない大きな原因は、

英語力だけ、ではなく、

ビジネスの常識の欠如の可能性もあります。

 

特に大学生の方や、社会人の方でも特定の業種の方、
一例を上げると、学校の先生の様な方は、

一般企業のビジネスの詳細等は、若干理解しづらいかもしれません。

 

これは必ずしも英語の能力ではありません。
日本語で話をしてもそうです。
問題の英語を日本語に訳す事は出来て、訳の意味が何となく分かっても、
しっかり理解出来ない。そう言う事です。

 

ですので、もし問題集の日本語解説を読んでも、

話が良く分からない、釈然としない場合は、


面倒ですが、国語辞典をひいたりして、
ビジネス知識を補う事をおすすめします。

 

以下の単語群から、
TOEICが言うビジネス英語ってどんなもの?、とか、
大学受験で勉強した英語とどうちがうの? とか、
足りないビジネス知識が無いか、とか、
雰囲気を感じたり、確認するヒントになれば幸いです。


■ 単語から見るビジネス英語の例

■ account  預金口座
(SNSのアカウントだけではありません。銀行口座もアカウント)

 

■ acquisition  買収
(大学受験だと動詞acquireの名詞形、
「手に入れる」とか「獲得する」とか覚えているかも。
TOEICの世界だと、「買収する」と言う意味でも良く出題されます)

 

■ merger  合併
(M&A:merger and acquisition :
「吸収合併」とか、「買収と合併」なんて使われますね)

 

■ bid  入札
(行政機関が公共工事とかで良くやっているやつですね。
入札:物品の売買、工事の請負などに際して、
最も有利な条件を示す者と契約するため、
契約希望者が複数ある場合、金額などを文書で表示させ、
その内容によって契約の相手を決めること)

 

■ booking  予約
(book"本"って名詞に、何故-ingつけるの ?
→ bookingで1つの名詞です。
bookと言う単語は動詞で「記載する」「予約する」と言う意味もあります

その名詞形)

 

■ boulevard  大通り
(大学受験の時にこの単語勉強したなら、相当の強者。
現地で生活しない限り、日本人はTOEIC位でしか見かけないかと思います)

 

■ bulk  大量
(bulk order 「大量注文」なんて言いますね。
ビジネスでないとほとんど聞かない単語かも)

 

■ catering  ケータリング、仕出し業
(何となく出前の事でしょ? みたいに思っている、よく分からない単語。
料理を提供するだけでなく、パーティーやイベント会場の設営や演出も引き受けるサービスの事だそうな)

 

■ client  顧客
(ドラマでも出て来る、クライアントなんてちょっとカッコいいカタカナ英語になっていますね。
お客さん、顧客あってのビジネスです。TOEIC超頻出)

 

■ consumer  消費者
(ビジネスで良く言う、

B to B : ビジネス向け(企業向け)
B to C : 一般消費者向け

と言う表現で良く出て来る単語。
B to Bは、Business to Business、
B to Cは、Business to Consumer、

あるいは、Business to Customerの略)

 

■ competitor  競合他社、競争相手
(トヨタとホンダ、ソニーパナソニック全日空日本航空みたいな関係)

 

■ council  評議会
(評議をするための機関。また、それが開く会議のこと。
最近はカタカナでもカウンシルと良く聞かれます)

 

■ database  データベース
(コンピュータ関係の仕事でもしていない限り、あまり良く分からない単語。
検索や蓄積・更新が容易に出来る様整理された情報の集まりの事。
簡単に言えば、整理整頓された、たくさんのデータの山ですね)

 

■ deadline  締め切り
(ビジネスにおいて締め切り、納期は最重要です)

 

■ department  部、部門
(企業では大きな組織があり、いろいろな部がありますよね。
人事部・総務部・購買部・設計部・製造部・マーケティング部・営業部などなど。
それぞれなんと言うかは知っておいた方が良いです)

■ division  部門、区分
(上記と同じ)

 

■ human resources  人事部
(直訳すると「人的資源」「人材」ですが、人事部と言う意味にもなります。
いちいち"human resources department"と、departmentまで全部言わなくても、
「人事部」と言う意味にもなるので注意)

 

■spokesperson  広報担当者
(広報とは、企業が、事業内容や活動状況を一般の人に広く知らせること。
その担当者が広報担当者)

 

■ entrepreneur  起業家
(新しく事業をおこして経営する人。
新しい会社を作った人)

 

founder  創設者
(創設者は、初めて設置した人のこと。
施設や機関を新しく作った人)

 

■ executive  経営幹部、重役
(企業内のえらい人達)

 

■ CEO  最高経営責任者
(chief executive officerの略)

 

■ board of directors  取締役会、役員会
(TOEICではexecutiveより、こっちの方が出るかも)

 

■ supervisor  監督者、管理者
(アドバイザーは誰でも分かるけどスーパーバイザーは何?
→ 組織の監督者・管理者です)

 

keynote speech  基調講演
大きなモーターショーや電気製品の展示会等で、
企業のお偉いさんが、大勢の前で話をするやつ)

 

■ quarter  四半期
(1/4」とか「15分」だけでなく、「四半期」と言う意味も重要
企業の決算についても勉強しましょう)

 

■ annual  年に1度の
(TOEICは何故かこの単語が大好き。
逆に言えば、知らないと致命的)

 

■ headquarters  本社
(大きな企業なら本社も支社もありますのでこの単語は必須。
ちなみに、支社は branch office / regional office)

 

■ budget  予算
(まさにビジネスで使う代表的な語ですが、意外と意味知らないかも。
予算:ある計画のために、あらかじめ必要な費用を見積もること。

また、その金額)

 

■ income  収益、収入、所得
(企業活動にお金の話はつきもの。
出て行く方は、spending・expenditureなど)

 

■ cost  費用、原価、経費、損失
(日本語でコストと言うと、費用とか原価の意味がいちばん浮かびますが、
英語でcostと言うと、いろいろな意味やニュアンスになりますので、
良く文例を見ておいた方が良い単語)

 

■ fund  資金
(投資などの資金や、ある目的の基金のこと。
ビジネス英語で頻出)

 

■ fine  罰金
(形容詞の「良い」「素晴らしい」と言う意味だけではダメ。
TOEICでは、名詞の「罰金」と言う意味も重要です)

 

■ initiative  取り組み、率先、主導権
(日本語でも良くイニシアティブ、イニシアチブなんて言いますが、
イメージが難しい単語なので、
辞書で例文を読んでイメージを作った方が良いかと思います)

 

■ identification  身元確認、身分証明書
(ID badgeなんて言いますね。

社員証もidentificationの1つです)

 

■ workload  仕事量
(イメージは、heavy workload = 仕事山積み)

 

■ work overtime  残業する
(企業活動に残業は付きもの)

 

■ inventory  在庫
(在庫削減、つまりムダな在庫を減らすことは、企業活動の大事なポイント。
サプライチェーンなんかもこの視点)

 

■ invoice  請求書、送り状
(荷物の輸出入、貿易をするときに聞かれる単語ですが、
それに関わりが無いとさっぱり意味不明な単語。
海外へ荷物を送る際に必ず求められる書類)

 

■ shipment  発送、出荷
(製品や商品が倉庫を出たら、発送しました、とか、出荷しました、ですね)

 

■ courier  宅配便業者
(FEDEXとかDHLの様な国際宅配便を使った事がある人は、
クーリエってカタカナ英語を聞いた事があるかも。
courierで「宅配便業者」って言う意味です

(必ずしも国際宅配便だけではない))

 

■ productivity  生産性
(動詞"produce" → 名詞"product"だけでなく、
「生産性」って単語まで出て来るのはTOEICならでは。
生産効率が良いか、とか、1時間に何台作れるか ?、と言うイメージ)

 

■ prototype  試作品
(カッコいい響きのプロトタイプは、「試作品」と言う意味。
お試しで作ってみて、テストして、不具合を直して、次のプロトタイプ作って、みたいなイメージ。

通常、プロトタイプは何回か作って、その度に完成度を上げて行きます。
自動車で、新車開発のプロトタイプ、なんて想像しやすい一例かも)

 

■ specification  仕様、仕様書
(実物を見た事が無いと、日本語聞いてもよく分からない単語。
材料・部品・製品などが明確に満たさなければならない要求事項の集まり。
例えば、部品や商品の寸法や機能、性能などいろいろな数字の集合体。


日本では良くスペックと短縮して言います。
ハイスペックパソコンとか、聞いた事ありますよね ?

 

ハイスペックパソコンって、

CPUが高速とか、ハードディスク等のストレージが大容量とか、画面の解像度が高いとか、色々な要素を持っています。


パソコンとかスマホのカタログには、通常いちばん最後のページに、製品の仕様が載っています。いろいろな性能の数値の羅列だったり、どの機能がついていて、どの機能がついていないか等をまとめた一覧表です)

 

■ property  財産、不動産
(大学受験なら「財産」って意味だけ覚えたかも。
TOEICでは、「不動産」って意味も頻出です)

 

■ questionnaire  アンケート
(日本語のアンケートは、英語ではquestionnaireと言います。

リスニングで"クエッショネアー"って聞こえたら、

アンケート用紙が頭に浮かばないとダメ)

 

■ laptop  ノートパソコン
(lapは「膝」、もっと言えば、太ももの上の事。
ノートパソコンは座って膝の上で使えるので、laptopと言います。
あるいは、ノートパソコンはnotebookや、notebook computerとも言うそうな。)

 

■ plumber  配管工
(あまり聞かない職業ですが、TOEICでは結構出ます。
水漏れとかで配管工を呼ぶ流れで出題されます)

 

■ mechanic  機械工
(車が壊れて修理する話で良く出て来る単語。
客:すぐに修理してもらいたいんだけど →
ディーラー:メカニックに空きが無いからいついつまで無理、等)

 

■ hardware store  ホームセンター
(パソコンのハードウェアの事か? とか連想されますが、
関係ありません。ホームセンターの事です。
問題では、hardware storeで部品買って来て、みたいな流れで出ます)

 

■ quote  見積もり
(見積もり取って割引いくら、と言うのはビジネスでは定番の話の流れ。
ちなみに割引は、discountです)

 

■ refund  返金
■ reimbursement  払い戻し
(受け取った商品のサイズが間違っていた、色がちがった、
間違った商品が届いた、汁漏れしていた、壊れていた。
TOEICではいろいろな理由で返金や払い戻しの話が出題されます)

 

■ cartridge  カートリッジ
(インクカートリッジなんて言いますよね。交換可能な部品の事。
この単語が難しい訳では無いですが、
TOEICではプリンターがぶっ壊れる話は頻出です。
インクが切れたとか、紙が詰まったとか)

 

■ renovation 改装、改修
(改装のため、一時的にオフィスが閉鎖されると言う流れで出題。
オフィス内のレイアウト変更とか、色の塗り直しとか。
一時期閉鎖するから、その間来ないでね、等)

 

■ advertisement  広告・宣伝
(企業活動に広告や宣伝は必須。

余談ですが、アドバタイズメントとアドバーティスメント。
発音2種類、どちらにも対応出来る必要あり)

 

■ household  世帯
(住居および生計を共にする者の集団、だそうな)

 

■ つまり、こんな内容が出題されます

いかがですか ?
単語からビジネス英語の世界が、少しでもイメージ出来ますでしょうか ?

 

企業だからお偉いさんがいて、
例えば重役の前でプレゼンをする話とか。

 

いろいろな部署があって、
例えばセールスの人が、四半期の営業成績の話をするとか。

 

出張でのホテル予約とか、
飛行機等のチケット手配とか。

 

忙しい時期で残業が増えるから、
みんな休暇取るなら暇になってから取ってね、とか。

 

オフィスの賃貸、つまり不動産契約の話とか、
オフィス改装するから、何日から何日までクローズするよ、とか。

 

仕事いつまでに仕上げてね、とか、
納期と部品出荷日程、つまり物流の話があったり。

 

もっと地味に、屋根が水漏れしてるから修理に来てとか、
プリンターが壊れたから修理に来てとか。

 

あるいは、お客さんからお店に入る、
トラブルに対するクレームと、返金話とか。


ビジネス英語の内容を一言で言うのは難しいですが、
上記の様な内容が出題される訳です。

 

まずは話の内容を日本語で理解出来る事が必要ですので、
知らないビジネス用語があったら、

その都度、英語とは別に日本語から勉強してみると、良いかと思います。

 

■ 話の流れを把握する/TOEIC英語は役に立つ

それからもう1点。
TOEIC高得点者は、問題演習をたくさんこなしているので、
上記の様に問題の話の流れと言うのは、

 

ぼんやりながらも、いつもこんな感じなんだよね

 

そう言うところを把握していると思います。
(上記の例は、すべて実際の問題を思い出しながら書きました)

 

こういう時にはこういう英単語・英語表現を使うと言うのをいろいろ知っていると、

TOEICで高得点を取るとか、短期的な目的だけではなく、

実際の日常生活やビジネスの世界でも意外と役に立つと言う事は、自分の経験でも多々感じた記憶があります。

 

最後までお読みいただき、有り難うございました。
それではまた。

 

 

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